今日は国際女性デー。各地で集会やパレードが中止になっているのは残念ですが、ジェンダー平等へ前進する日として私も決意を新たにしたい。運動の高まりの反映もあってでしょう、新聞各紙は大きな見出しや特集を組みました。「朝日」はジェンダーギャップ指数121位の日本女性の現実--衆議院9.9%/賃金格差73.3/配偶者からの暴力被害が「何度もあった」は7人に1人/気が乗らないのに性交渉に応じたことがある63.1%/介護離職者の8割が女性--など、視覚でわかるような構成にしていました。「毎日」は社説で「『男性優位』崩す仕組みを」と掲げ、総合面でも「女性差別 自覚なき日本」と大見出し。「道新」で目を引いたのは、道内自治体での災害避難所に女性の視点があるかという記事。更衣室や授乳室などの確保や、相談できる体制づくりという課題などに対して「平時にできていないことは、非常にはもっとできない」との専門家の指摘ももっともです。北海道の性暴力被害者支援センター(さくらこ)に関わる須田由美子弁護士の「性暴力やセクハラを『女性問題』とくくるのもやめてほしい。加害者の多くが男性ということを考えれば、それは『男性問題』なんです」との言葉は、多くの男性が心に留めておくべきだと思います。そう言い合える社会にもしていかなければ。「しんぶん赤旗」では国連イベントの記事や、Spring代表理事の山本潤さんのインタビューを掲載しました。フラワーデモで被害体験が語られるようになり、山本さんは「社会がもっと性暴力に目を向け、向き合うべき」「(被害者が)当事者として生きている現実を踏まえることが大事」と強調していることを重く受け止めたい。一方で、国際女性デーやジェンダー平等にかかわる記事さえ見当たらなかった全国紙もありました。別の日に掲載する(している)のかもしれませんが、違和感はぬぐえません。政治の分野でも、くりかえし大臣から女性差別発言が出されてもきました。今日だけに限らず、日常的に声にしていかなければならないです。もちろん自分自身の生活も含めた「我が事」として行動していきたい。今週も新型コロナウイルス対策で調査や道出先機関への交渉に、政府への要請も検討していて慌ただしくなりそうです。スタッフとともに急いで要請項目もまとめて、命と健康を守る取り組みや経済と雇用での苦難軽減にと力を尽くします。【今日の句】くりかえし 我が事として 振り返り