旭川市での演説会は熱気もあふれて、参加されたみなさんの顔も明るい! 今日は政見放送の収録に、撮影スタッフも同行でした。やっぱり緊張しますね。
昨日も書いたように、法改正があって政見放送は編集したものを持ち込むことが可能となりました。とはいえ政見は政見です。しっかり身につけようと昨晩、何とか頭に入れたものを午前中に撮影して、比較的短時間で終了できてホッ。だいぶ気が楽になりました。
いろんな場面を織り込むこともあって、昼食風景や町を歩く姿、懇談風景や散髪しているなかでの会話(写真)なども撮らせていただきました。ご協力いただいたみなさん、本当にありがとうございます! 明日も撮影は続きますが、どのような編集となるのか私も楽しみです。
さて旭川市ですが、昨年は野党の共闘で西川将人市長を再選することができ、4月の地方選で日本共産党は真下紀子道議と市議4人の再選も果たしました。代表して真下道議が、お礼も兼ねてあいさつと訴え。カジノやJRなど、北海道にかかわる課題での日本共産党の論戦と活動も紹介していただきました。
ここで私の登場なのですが、「はたやまさん、椅子にお座りください」と司会の方から。演説会の趣向を変えて、まず3人の方から政治への要望や私へのメッセージを述べるというプログラムだったのです。これがなかなか面白く、興味深いお話しでした。
「くらしが大変ななか年金を減らさないようにしてほしい。旭川でも8050問題はあるし、どのような取り組みが必要でしょうか」「子どもが生まれてから親として成長させられた。すべての選択は子どものためという、はたやまさんにがんばってほしい」「農業をしているが後継者がなかなかいないのが現状。鉄道も不便になったし、自然災害の路線は責任もって復旧してほしい」――などでした。私のブログまで紹介していただき、嬉しいやら恥ずかしいやら。
それから演説となりましたので、やっぱり3人のお話に触れながら政策と決意を述べました。孤立や排除のない社会と体制づくりが必要なこと、子どもの命を守ることを最優先にすること、見通しが持って農業経営をするには持続的な価格保障・所得補償が必要なこと、そして国とJRの責任で鉄路を維持するうえで公共交通基金を提案していること――その場でパパパッとこたえる緊張感はありましたが、まわりの方も「なるほど」と聞いていてくれたと思いました。
今日の演説は、年金について結構な時間を割きました。昨日のテレビ番組で安倍首相がマクロ経済スライドをやめるには7兆円の財源が必要だと述べていたためです。別な言い方をすると、国民が受ける年金は7兆円も減るということになります。マクロ経済スライドを続けるのか、やめるのかが大きな争点として浮上してきました。
この仕組みで年金制度は持続できても、老後の生活は持続できません。とはいえ制度の維持も必要ならば、新たな財源を探さなければならない。そこで高所得者優遇の保険料制度を見直そう、というのが日本共産党の提案なのです。上限1000万円を2000万円まで引き上げる、などです。とても集中して話を聞いてくださっていると実感しました。
撮影用の懇談でも、話題は年金に集中。特に女性が、年金が少ない立場に置かれていることも重大な問題だと話になりました。本当にそのとおりです。おおもとからの年金改革が必要だと痛感もしました。力を尽くさねば。
【今日の句】近道は 貯めることより 変えること