学生さんの一言で気づいたこと

 「難病を抱えています。感染防止のためにも検査を増やして」「給付金が遅くて、近くの飲食店が閉店」--街角からも切実な要望が次々と。今日は札幌市中央区を、小形香織市議と宣伝しながら声を聞きました。

 午前のうちに30℃になったかと思えば、夕方には叩きつけるような夕立に見舞われました。まだ6月前半なのに、もう夏のような感じ。全国的にも暑さが広がっているし、でもマスクは手放せないのですから、熱中症にはお気をつけくださいね。

 そのような天候でも足を止めてくださった方から聞かれたのが、冒頭の要望です。他にも「孫が通う学校は統廃合の対象校。今こそ少人数学級をめざす時では」「熱が続いたのに、なかなかPCR検査を受けさせてもらえなかった」「医療に関わる仕事をしていた。米国からの武器買いなどやめて、医療予算を増やしてほしい」などの話をうかがいました。

 自転車を止めて、このようなやり取りを最後まで聞いていた学生さんもいました。終わってから話を聞くと「いま憲法を学んでいて、途中からでも聞きたいと思って立ち止まりました」とのこと。すべての人の命や健康を守ることは憲法に立ち返ることだと、あらためて気づかせてもらえました。私の名前も覚えてくれたというので、このブログも読んでくれていたら嬉しいです。

 コロナ禍で問われてきたのは、誰の立場で政治をするのかということでした。給付金ひとつ取ってみても、様々な条件をつけたり申請を複雑にしたりで、緊急事態宣言が解けても何の給付金も届いていないという方がいるはずです。くらしや雇用・商売を守るために、まずは支援金を届けて、収入が多い方や不要だという方は後から申告で調整することもできたのでは。規模と速度が問われていたのですから。

 要請などで反映してきたつもりですが、このような現実があることは本当にもどかしい。あらためて痛感した1日でした。

 【今日の句】この暑さ 今年の夏も 心配だ
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畠山和也
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