終戦から75年

終戦から75年目を迎えました。太平洋戦争で犠牲となられた英霊の御霊に対し、衷心より哀悼の誠を捧げるとともに、今なお深い傷痕に苦しむ戦傷病者の皆さまに心からお見舞いを申し上げます。

さて、アメリカやロシア、中国をはじめ大国の「自国第一主義」が世界を席巻しています。国際協調に向けた歩みは大きく後退して排他主義が横行し、世界各地でテロや核開発の動きも拡散しています。わが国の外交・安全保障政策は米国を基軸とした枠組みで動いていますが、唯一の被爆国という役割をいかに果たしていくかといった姿勢がなかなか見えてこないのが残念です。歴史から謙虚に学ぶとともに、世界の平和に向けわが国にしかできないことが何かあるとすれば、ぜひ模索してほしいと願っています。

さらに本年は、新型ウイルス感染症という新たな戦いに世界は直面し、第二次世界大戦以来最悪の景気後退にあると言えます。人々の健康を害し、経済の混乱を招き、人、モノ、サービスの移動が広く制限され、企業と消費者の景況感が世界的に悪化し続けています。コロナショックとされる世界的な感染症という「見えない敵との戦い」において、今後、世界が全体主義的の方向になし崩し的に向かうことがないことを願うものです。

終戦75年というこの機会に、希望に満ちあふれた「平和国家日本」を次の時代に引き継ぐため、これからも努力したいと思います。
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横井利明
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