名古屋市会2月定例会が開会した2月19日、河村市長より提案理由説明が行われた。冒頭、市長より、昨年の台風19号と同規模の台風が名古屋を直撃した場合、庄内川の堤防が決壊していた可能性に言及。国土交通省に緊急提言活動を行うとした。また、新型コロナウイルスについては、危機管理対策本部会議を開催し、最新情報の共有と各局が連携した対応を行うよう指示したと報告。今後の実体経済への影響を懸念しているとの考えを示した。■ 令和2年度名古屋市予算額
一般会計 1兆2,544億円
特別会計 1兆447億円
公営企業会計 4,490億円令和2年度予算は1年後におこなわれる市長選挙に向け、かなり意欲的な予算案となっている。自民党市議団が要求した事項はほぼすべて盛り込まれた。なお、予算案では、「未来を担う人材が育つ!子ども・若者応援戦略」「児童相談所機能強化」「小学校部活動の民間委託」「待機児童対策」「オーラルフレイル対策」「災害対策」「リニアまちづくり」「市民の福祉と健康」などが盛り込まれている。本会議代表質問、個人質問、委員会審査を経て、3月末には予算が成立する。