平成4年以来、毎年実施してきた保育園年長児の合宿保育「やまのせいかつ」も今年で第30回を迎えた。
子どもたちの学びを止めない。
私たちが合宿保育の実施にこだわったのは、まさにそこにある。
「新型コロナだから中止」と決めることは簡単。しかし、中止の場合、子どもたちの体験や主体的な活動、大自然を舞台にしたアソビコミやその中から生まれる発見や気づき、そして学びの芽生えなど、さまざまな学び体得する機会が少なからず奪われる可能性は否定できない。
一方で新型コロナウイルス感染症が感染拡大する中でもあり、感染症対策に腐心したことも事実。感染症対策の専門家のご意見も仰ぎながら、ようやく実施にこぎつけたもの。とりわけ、一般の方々と接触する機会をいかに回避するのか、できる限り屋外での活動機会を確保するのかが課題だった。それら課題の解決に一定のめどが立ったこと、保護者への説明を尽くしご理解をいただいたことから実施を決めた。
さて、7月30日、31日に開催した「やまのせいかつ」が今年で30回を迎えたことから、子どもたちの手で記念植樹をおこなった。おんたけは私たちが普段、恩恵を受けている木曽川の水源地。水源の涵養のためには広葉樹を中心とした豊かな樹林は欠かせない。記念植樹と豊かな水源。子どもたちも何かを感じ取っていたよう。お世話になったおんたけ休暇村の職員の皆様、キャンプカウンセラーの皆様ありがとうございました。