「江差の5月は江戸にもない」との横断幕が目を引く江差町役場でのあいさつ後、上ノ国町・厚沢部町での街頭演説にまわりました。今日は波も穏やかで、江戸ほど賑やかでなくとも落ち着いた江差町もいいものですね。
上ノ国町では川島忠治町議はじめ党員・後援会員のみなさんが、そろいのジャンパーを着てまわってくださいました。党議席がなかった町で、こうやって支え合って議席を勝ち取れたんだなと伝わってきました。まわった各地で町民から川島町議へ声がかけられて、信頼が広がっていることもわかりました。地域に根ざした党支部や議員の存在こそ、日本共産党の強さです。
厚沢部町の街頭演説では「知人を誘ってきました」という後援会員さんの一言も嬉しい。感想を聞くチャンスがなかったのが残念でしたが、心に残ってほしいと願うばかりです。
前後しましたが、江差町役場では出張中の照井誉之介町長に代わり、田畑明副町長さんが応対してくださいました。物価高騰の話題のなかで、触れられたのは漁業者への燃油支援。イカの不漁はじめ水産資源の減少に苦労してきたところへ、今回の高騰は厳しいものです。本来は国が、これまで以上の支援強化へ足を踏み出すべきと思います。
世界的な気候変動のもと、水産環境も変化してきました。魚種が変われば漁法も価格も変わるのですから、いっそうの魚価安定策が必要です。国は養殖も推進していますが、海の状況は千差万別。研究体制の強化も含めて、国がこれまで以上に水産予算を増やすべきと訴えていきたい。
昨日から今日までの段取りをしてくださった、小野寺真・江差町議と最後に1枚。江戸時代に江差町で実在したといわれる「とんち名人」の繫次郎像を前に、私たちも思わずほっこり。石台には「笑え わらえ へば ええごと ある」。戦争を身近に感じるようになった時代の今こそ、繁次郎のような存在が必要なのかもしれません。マスク越しでも、私も笑顔が伝わるようにしよう。
【今日の句】心から 笑える世界に かの国も