75歳以上の方は医療費が倍の2割へ。そして今月の値上げは6699品目(帝国データバンク調べ)にも。くらしも商売も守れ!と、怒りの宣伝が呼びかけられて私も参加しました。主催は道社保協と消費税廃止各界連絡会。今まで1割だった、75歳以上の医療費。2割負担の対象者は全国370万人だそうですが、さらに対象を拡大していくことが政府の狙いでしょう。そうなれば次は3割へ。年金以外の収入がないのに負担ばかり増やして、政府は高齢者の健康や生活を何だと思っているのか。
そうでなくとも物価高騰に見舞われているのですから、節約のためにと受診抑制が必ず起きてきます。これで本当に「社会保障」と呼べるのか。将来不安は、働く世代にとって「消費より貯蓄」となり、経済的にもマイナスとなるでしょう。安心あってこその消費です。そして異常なほどの物価高騰。先日の岩渕友参議院議員と調査した内容にも触れて、私もマイクを握りました。小売価格の高騰は生活者にとって厳しいものの、中小企業では、より切迫した状況です。高騰分を価格転嫁すると「違う取引先を探す」と、取引相手から言われるかもしれない。だから自社努力で持ちこたえる。それが中小企業の現実なのです。岸田首相は電気料金値下げなどの対策を進めたいと述べましたが、あまりにも遅い。これまでの次元とは違う経済対策を、急いで進めるべきです。その1つは、やっぱり消費税減税とインボイスの中止。学校給食費を無料とするなど、家計の支えとなる施策も今こそ実施へ進めてほしい。今日は10月として過去最高の暑い1日でしたが、来週からは一気に気温が下がるよう。灯油価格も昨年より20円以上/㍑も上がっているだけに、ストーブの点火もためらいがちになります。急いで「くらし守れ」の声を大きくしていかなければ。【今日の句】ていねいに 説明しても 物価高