これまでの政権と統一協会の癒着は、解明されずに疑惑が深まった-ー予算委員会で宮本徹衆議院議員が質問。そこまで何を隠してるのかと、見ていた事務所内でも声があがりました。自民党との関係もそうだし、政府自身のかかわり方も全容解明が必要です。
官邸に統一協会関係者が来ていても「記録がない」と言い、菅前首相に確認をと通告していたのに聞いてもいない。裁判・和解の後も宗務行政は改善されず、永岡文科大臣は質問にまったく答えられませんでした。
岸田首相は被害者救済について何度も強調しますが、あわせて必要なのは全容解明です。名称変更はじめ行政がゆがめられた恐れがあるのですから、それを明らかにして必要があれば反省をし、同じ過ちをくりかえさない-ーこれが行政の長としての総理の責任ではないのか。
昨日、自民党の石井準一参議院・議運委員長が「瀬戸際大臣の首を取れんのか。野党がだらしない」と発言しました。瀬戸際大臣とは統一協会との根深い関係が明らかな山際大臣のことですが、野党へ責任転嫁するとは何事でしょう。議運委員長という立場からも不適切です。
自浄能力も説明責任も発揮されず、時間が過ぎれば国民は忘れるとでも思っているのなら許されない。どれだけ多くの家族が統一協会のもとで被害に遭い、人生や家族が壊されてきたことか。その被害にかかわってきた自覚がなく、行政がゆがめられても気にもかけなかったというなら、国民に責任をもつべく政権は任せられません。
「統一教会の宗教法人解散を求める」ネット署名も始まりました(こちら)。明日からは参院予算委員会の質疑で、日本共産党は20日(木)午後3時から山添拓参議院議員の予定だったようですが、石井委員長の発言があり国会日程はどうなるか。明日の謝罪を受けてから正常化すると思われます。
【今日の句】うやむやは 許されないと 声にしよう