過去の歴史をくりかえさない

 道母親大会連絡会はじめ労組・団体といっしょに、81年前の太平洋戦争開戦日にあわせた街頭宣伝。召集の「赤紙」ビラが配られ、岸田政権が進める大軍拡ではなく外交の強化をとのスピーチが続きました。党を代表して、私もマイクを握りました。小室まさのり道議予定候補(札幌北区)も参加しました。

 当時の日本は、米国を上回る軍事力を保有していました。国の一般予算とは別の「臨時軍事費」があり、軍事機密を理由に議会もチェックできませんでした。増税や戦時国債の発行で軍事費は膨らみ、生活予算が圧迫されました。

 だから戦後、同じ歴史をくりかえさない「財政民主主義」が確立されたのに、岸田首相は今後5年間の軍事費を総額約43兆円をと指示しました。国民への大増税も視野にあります。ただでさえ苦しい国民生活への打撃になるだけでなく、過去の歴史を再現することになります。

 そもそも「反撃能力」という中身は「敵基地攻撃能力」。専守防衛を投げ捨てて、先制攻撃も可能になりかねない、憲法9条をこわす「戦争できる国づくり」そのものです。平和憲法をもつ日本で、国際法に反する先制攻撃だなんてありえません。

 多くの方に、この「反撃能力」と軍拡の危険性が伝わっていないと思います。反対の声をあげつつ、地域・職場・学園での対話を広げることに私も力を尽くしたい。政府の意向ばかりを伝える報道が多いからこそ、草の根の対話なくして平和世論なし、です。

 各団体からも、平和への熱い思いがスピーチされました。母親だからこそ、命を奪う戦争には絶対に反対するとの思いも、ひしひしと伝わってきます。高校生(たぶん)が足を止めて聞いてくれた姿も心に残りました。

 前日に帯広市で講演をした大門実紀史前参議院議員が、今日は札幌入りして業者や労働組合での聞き取りもおこないました。私も同行したので、これは明日にまとめて書きます。

 【今日の句】過ちと 思わぬ総理の 危なさよ

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畠山和也
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