札幌・大通公園での「STOP改憲!5・3憲法集会」、憲法記念日にあたっての街頭宣伝にとまわりました。岸田政権の大軍拡・大増税を許さないとともに、憲法の理念こそ生かそうとの前向きな声。憲法記念日は、希望につながる日として位置づけたい。
集会は「戦争させない北海道委員会」の主催。このような共同開催も当たり前のようになってきました。政党からのスピーチもあり、日本共産党は紙智子参議院議員がマイクを握りました(立憲は勝部賢志参議院議員、社民は浅野隆雄道連幹事長)。紙議員は「戦争の準備ではなく平和の準備を」と訴えました。
右翼街宣車による大音量での妨害があるなかでも「大軍拡より医療など社会保障の充実を」(小内浩・道民医連事務局長)、「進軍ラッパで多くの命が奪われた歴史をくりかえしてはいけない」(池田賢太・弁護士)、「生活者やジェンダーの視点で憲法を身近に」(岩本一郎・北星学園大学教授)など力強いスピーチ。大きな拍手で応えました。
その後のパレードは、「戦争したがる政治家いらない」「入管法改正案は廃案」などのコールとサウンドデモに注目が集まりました。このような声を出してのデモは本当に久しぶり。外国人観光客がスマホを向けて写真や動画を撮っている姿も多かったし、とりわけ若い世代に広がってくれたらうれしいですね。
党としての街頭宣伝は札幌市北区にて、紙議員と長屋いずみ札幌市議とでおこないました。多くの方が駆けつけてくださり、2期目が始まったばかりの長屋市議にも「がんばろうね」と声がかかっていました。
わが家の小学6年生の子が学校で憲法の三大義務を習ったという話を皮切りに、私は「本当に憲法を守るべき義務を負っているのは天皇や国務大臣、国会議員など」と、99条にも触れてスピーチ。基本的人権や平和主義など、大事な憲法を守り生かすことこそ政治家の仕事のはずです。
国内外に大きな被害を与えた侵略戦争の反省と教訓から、平和と自由、基本的人権をはじめ民主主義を保障する今の日本国憲法ができました。だから憲法記念日は平和記念日であり、自由記念日であり、民主主義記念日。今日は憲法を学びながら、あらためて希望を確認しあう日なのです。
岸田政権の危険性が、だんだんと浮き彫りになっています。新たな決意で、今日の集会のように多くの方と力をあわせていきたい。
【今日の句】新緑と青空 憲法カラーかな