何で放っているの

 北海道は緊急事態を継続とするものの、国や道は本気で医療・介護の現場を支えるのか。悲鳴が上がっているリアルな実態を道医労連からうかがいました。財政支援もこれまで以上に、そして急いで、現場の要請に応えるべきだと痛感しました。

 先だって道医労連は道への第2次要請をおこない、その内容も記者会見しました。約10社が駆けつけるほどの関心の高さだったそうです。①衛生材料が足りず、医療・介護現場で集団感染が広がっている、②医師の診断があるにもかかわらずPCR検査ができない、③市中の医療機関で患者たらいまわしが起きている、④職員の人員不足と疲労感が高まり、十分な看護などができない--などの現状があるとして、9項目の要請をおこなっています。

 「マスクも『1日1枚』『3勤務で1枚』『壊れるまで』という病院もあります」「陽性の疑いがある患者が来れば診断・検査後に消毒しなければならず、人手不足のなか過酷な勤務になる」「コロナ患者のための受け入れをしようとすれば空床にしておく必要があるし、そうでなくても受診控えもあり、衛生資材確保の支出は増えているのに病院経営は減収」など、語られる深刻な実態。

 北海道は国立がんセンターなどの医療機関、茨戸アカシアハイツなどの介護施設で大規模クラスターが発生し、そのような現場で働く方々の実態の一端もうかがいました。みずからの感染リスク、患者や家族へ広げるのではないかとの緊張感、実際に陽性となった方の自責の念、何も悪いことなどしていないのに誹謗や中傷‥‥それでも患者や利用者を支える使命感や責任感。書ききれないリアルな実態は重い、とあらためて痛感です。医療・介護の環境とともに、働く誇りを支えなければならないのです。

 こういう状況にありながら、国立八雲病院の機能移転は粛々と準備されています。筋ジス患者や重度心身障害児・者の長距離移送には、ただでさえリスクが大きいのに、感染者が多い札幌への移送とともに感染防止、そのためのスタッフ確保など本当に可能なのか。国立病院機構に、誰の立場に立つのかと大元から問いたいくらいです。

 「とにかく現場の声を受け止めてほしい。救急患者を受け入れられなくなるような、医療崩壊という状況にもなっています。医療機関や介護施設でも感染者が増えているのに、何で放っているの。患者とともに職員がPCR検査を受けられるようにして、軽症・中症・重症と分けて医療が提供できるように」と、切なる現場の声を聞きました。しっかり反映させていきたい。

 救える命を救えなかった時の喪失感は、ご家族も医療従事者も心に重くのしかかります。そのような命の大切さの自覚と現場感覚をもっているのかと、行政にも、政治にかかわる私たちにも突き付けられています。目の前の苦難を解決するために、私も私の役割を果たします。

 【今日の句】がんばれば 救える命 あるはずだ
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畠山和也
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