あらためて総力あげてコロナ対策を

 今日の新型コロナ陽性者数も過去最多となりました。今月15日に田村智子副委員長を招いて実施予定だった街頭演説の中止、行政への申し入れ項目の検討など、会議続きで確認する日となりました。朝の街頭宣伝はみぞれ混じりで、いよいよ冬も本格化。北海道・札幌市はもとより、全国でもお困りごとは日本共産党へ連絡・ご相談ください。

 1週間ほどで急速に感染が広がっているのは、ひとつにPCR検査が少しずつでも増えている実態があると思います。早く感染者を見つけて保護へ、そのうえにも検査数を増やしていくには、●今ある検査機器のフル活用、●支えるための財政支援、●検体採取できる体制=働く人の労働条件など確保、が欠かせません。医療従事者も、みずからの感染リスクを抱えて事にあたっている実態をふまえる必要があります。

 院内感染への心配や、介護施設「アカシアハイツ」で5月に12人が亡くなられたこともふまえれば、医療・介護・福祉の分野で働く方々には定期的な行政検査を保障するべきと思います。衛生資材の安定的提供に行政が役割を発揮するとともに、無症状・軽症者を保護する宿泊施設確保の交渉も進められているとはいえ、さらに協力を求めるうえで知事・札幌市長はリーダーシップを。

 保健所への相談が急激に増え、感染者の把握や追跡なども含めて再び業務量が増しているだけに、さらなる体制確保を。医療分野も保健所体制も、崩壊させてはなりません。感染の広がりを抑えるために、社会活動・経済活動を抑制するなら補償をセットに。これまで進めてきた対策の基本を、いま一度しっかり具体化する時だと思います。地方自治体の財源にも限りがありますから、今こそ国の、7兆円もある第2次補正予算の予備費を活用するときです。

 来春卒業の青年たちが内定している就職の取り消しなどないように、また解雇や雇い止めで職を失った方への臨時雇用の場を。学校では今の時期の学級再編はできませんが、工夫も凝らした少人数化を検討できないか。アルバイトできずに授業料・生活費に困難をきたしている大学生などへの支援や、こういう時こそ行政が生活保護の活用を呼びかけるなど、生きていくことを支える発信も必要ではないでしょうか。

 これまでのコロナ対策をあらためて振り返り、今日の時点に合わせた形でまとめて要請することを急ぎたい。まだまだ取り上げるべき実態があるかと思います。再度になりますが、お困りごとは遠慮なく日本共産党へご連絡ください。

 【今日の句】その苦難 自己責任で 留めないで

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畠山和也
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