学ばずして変えられるほど、日本社会は甘くない

 地方議員のネットワークが、日本共産党の強みの1つです。予算議会を前にして、今日は年に1度の地方財政計画学習会。今年はオンラインで全道を結び、党中央委員会自治体局から第3次補正予算・来年度予算案についての解説を受けました。私も勉強になりました。

 前例のないコロナ禍での予算編成ですから、国の動向もあわせて学ばなければしっかりした質問はできません。困窮が広がるもとで、わが町での苦難軽減や町づくりはどうしたらいいのか-ー講演の後には、積極的な質問や意見が相次ぎました。地方政治と国政を結ぶ役割を担う者として、引き締まる思いで聞きました。

 「学ばずして変えられるほど、日本社会は甘くない」。これは先月、党の地区委員長会議で発言された一言です。住民の苦難軽減にしても、これからの日本の針路にしても、歴史や社会の仕組みを学ばずして最善の選択はできない。今日の学習会を前に、この言葉が頭をもたげたのでした。自戒を込めて、私も臨んでいきたい。

 ところで森喜朗会長が、正式に辞任会見をおこないました。ご覧になった方は、どのように感じられたでしょうか。「女性を蔑視する気持ちはない」と述べつつも、話の途中に「解釈の仕方」「多少意図的な報道」という言葉が出てもいるのは、自覚のない固まった偏見があるのでは。

 いずれにしても五輪の行方にとどまらず、これを機に日本社会の遅れた部分を変えていかなければなりません。男性が優遇され、押さえつけることを当たり前にしてきた、特に女性に対して理不尽や人権無視を強要してきた政治と社会システムの総ざらいも必要です。私も力を尽くしたい。

 【今日の句】表面で とどめず深め 見えるもの

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畠山和也
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