困難の声はひっきりなしに

 各地でひらかれる青年・学生向けの食料支援が、私の地元(札幌市白石区)でも開かれたので足を運びました。政治家は寄付できませんので、相談事があれば話を聞くことにしています。伊藤りち子(道3区)・橋本みか(道5区)の両予定候補も駆けつけました。

 主催は「若者応援☆フードプロジェクト」実行委員会。中心となる民青同盟の青年たちに加え、生活相談の経験をもつベテランスタッフもいて、食料や生活物資をいっぱい抱えた後のアンケートや相談はひっきりなし。「アパートに入っていたチラシを見てきました」「友達から声をかけられました」など、いろんなルートで今日の食料支援を知ったようです。旅行用キャリーバッグを持参してきた学生もいて、それだけでも生活の深刻さが伝わってきます。

 「バイトのシフトが減ったので生活が大変です」という学生が多く、それほど大変ではないと初めは話していた学生も、いろいろ聞き出すなかで相当の我慢をしていたことがわかる場合もあったとスタッフ。家賃への心配が多く、支援制度があることを初めて聞いたという方や、どうしようもなくなってから制度を使おうと思っていた方も少なくありません。わかりやすい情報提供や、気軽に相談できる体制づくりが必要だと痛感します。

 学生生活での交流がなく、孤立している状況も話題にのぼりました。会場に来ていた短大生は入学してからオンライン講義が続き、早くも4月から最終年度になってしまいます。大学で友人ができないため、遠くにいる高校時代からの友人と連絡を取り合っていたという学生もいました。アンケートを通じた対話の時間が長くなるのも、このような背景があるのだと理解しました。

 今回は生活に困った青年も対象にしていましたが、仕事を失ったという方や内定取り消しに遭ったという相談もありました。なかには赤ちゃん連れの夫婦の姿も。今日は食料支援を中央区でもおこなっていますが、支援活動とともに広くワンストップで相談できる場づくりも必要です。党としても、いっしょに力をあわせていきたい。まだまだ声に出せない方が、各地にいるはずです。

 【今日の句】困ったら お互いさまの 社会にと

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畠山和也
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