今日は国際女性デー。ジェンダーギャップ指数で121位と遅れた日本でこそ、どの性をも問わずに正面から向き合うことを確認しあいたい。今日という日を契機にしつつ、本来は365日いつでも問われ続けるべきです。今日の「しんぶん赤旗」の紙面も特別編集になっていて、その中身を読んで日本の遅れっぷりを痛感しました。プロサッカー選手は男女とも同一賃金になったブラジル、学生などへ生理用品を無償提供しているフランスなど、国際社会は変化が始まっています。それでもインタビューでは「まだまだ」「これから」との言葉が並びます。
日本は遅れているとはいえ、女性みずから声をあげて変化をつくってきました。休業手当の対象拡充や休校助成金の個人申請で道を開き、エッセンシャルワークは多くの女性が担っていますし、業者では所得税法56条のもと働き手として認められない問題に粘り強く声をあげてきました。問題なのは、その声を受け止めない政治の側なのです。日本共産党自身も私自身も、理屈のうえでも、仕事のうえでも、家庭のなかでも貫くためには自分事として受け止めなければなりません。出張はじめ政治活動を進めるうえでは家にいる時間も少ない私は、申し訳なさが先に立つことが多くあります。とはいえ社会全体の変革を進める身として、家族での話し合いを大事にして、しっかり取り組んでいきたい。選択的夫婦別姓を認めないよう、地方議員へ圧力をかける丸川珠代議員を男女共同参画大臣へ任命するなど、菅首相の逆行ぶりがひどすぎます。「国民のために働く」としたスローガンは、男性優位社会を維持するがために働くということなのか。総選挙でもジェンダー平等を大争点に押し上げて、確かな変化をつくっていきたい。【今日の句】今でこそ パンと権利と 平和をと