政治の信頼なくして施策は進まず

 大臣3人の更迭に加え、松本総務相にも政治資金規正法違反の疑いと「しんぶん赤旗」が報じました。緊急の朝の宣伝では、チラシを受け取る方の姿も。岸田政権への不信・不満は、街頭でも伝わってきます。

 松本総務相の疑惑は、政治資金パーティーの収容人数を大幅に超えるパーティー券収入があったということ。会場の収容人数は600人や400人なのに、その倍ほどになる約1000人分の購入があったことになります。立ち見があった場合としても、さすがに倍の人数は入れられないのでは。

 パーティー券なのにパーティーに来られなければ、「対価」が得られなかったことになります。したがって、その分の収入は寄付にあたることになります。その寄付としての記載が、政治資金報告書になかったというのが疑惑の中心です。法違反になりえますし、規制法を所管する総務省の大臣としての責任も問われます。

 その後のニュースでは岸田首相自身にかかわり、選挙運動費用の収支報告書に、宛名など空白の領収書が94枚あったと報じられました。これもまた公選法違反の疑いとなり、確認中とのことですが、これまで総理は各大臣の疑惑に「本人が説明を」と述べてきただけに、まずはしっかり説明すべき。

 物価高騰などの対策も急がれるけど、一方で政治の信頼なくして施策は前へ進みません。官僚の士気にもかかわるでしょう。そもそも与党内からも批判が強まっています。いったい岸田首相は、どう考えているのか。

 今日は道トラック協会へ訪問・懇談にとまわりましたが、どの現場も矛盾や苦労に襲われています(詳しくは明日に書きます)。政治不信が強まる時にこそ、どのような転換が必要かを語っていきたいです。

 【今日の句】抜け道を 大臣みずから 示す国

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畠山和也
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