将来不安のないように

 子どもたちが修了式を終え、さっそく次年度の準備となりました。高校生の子は教科書購入や模試代の納入、小学生の子は新しい靴などなど、お金のことで子どもたちに心配させたくないものの、子育て世帯には負担の重さを実感する時期ですね。

 教育費負担が重いだけでなく、物価高騰でも家計が厳しい。地方選でも子育て・教育支援が大事な焦点です。国は少子化対策を進めるとするけれど、若い世代に「雇用と収入の安定」「不安なき社会保障」「教育費負担の軽減」を保障することこそではないのか。

 まず自治体ごとに違う子ども医療費無料化や学校給食費無償化は、国の責任で進めていくこと。子どもにかかわる国保料(税)均等割の解消へ向かうこと。若い世代の重い負担になっている奨学金返済への、おもいきった軽減策も必要だと思います。もちろん家族で過ごす時間がある働き方にすることや、ジェンダー平等を社会のすみずみに浸透することも。

 お金のことで、子どもたちや若い世代を泣かせない。憲法や子ども権利条約で保障されている、子どもたちの権利や「最善の利益」を保障する。それが国や自治体が果たすべき責任だと思います。とにかく将来不安のないようにしていくことです。

 だからこそ子育て世帯から、声をあげていきましょう。何に困っているか、何を必要としているか。その声がなければ、国も自治体も「現状で満足してるんだな」となってしまうからです。若いみなさんも、いっしょに声をあげていきましょう。

 知事選は今日で告示3日目となり、明日からは札幌市長選も始まります。変化を地域から、北海道・札幌から。いっしょに私もがんばります。

 【今日の句】子どもらに お金の心配 させないで

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畠山和也
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