医療体制の確保に、国はきめ細かい対策を

 検査・診察などを進めるためには、医療体制の安定的確保が不可欠です。今日は道医師会・道保険医会へ足を運びました。党道議団(真下紀子・宮川潤・菊地葉子)もいっしょです。

 マスクなどの医療物資、学校休校のもとでの診療体制とスタッフの維持、受診控えもあるなかで収入減への対策など、この1ヵ月あまりで医療従事者をめぐる状況も大きく変わってきました。とはいえ、どこでもPCR検査を受けられるわけでなく、党道委員会へ寄せられた今日の情報でも受診できないまま症状が悪化している方も出ています。

 病院側からすれば、どこでも感染症病床や診療体制を持っているわけではなく、それでも肺炎と思って受診に来れば診るものの、その患者さんが陽性だったらとの不安も出ます。地域の小さい診療所なら、スタッフへの感染があれば一定期間は閉院もしなければならないし、その間の地域医療も診られないとなれば医療機関としての役割を果たせなくなります。

 「患者さんにとっても検査を受けることに躊躇されることがないように」(道医師会)との思いは共通なのですから、国としてその体制確保が必要です。昨日の小池質問でも、安倍首相の「希望する人なら全員が検査を受けられる」ような発言では病院も国民も混乱しかねないので、どういう病院で、どういう状況で受診できるかを正確に知らせることが大事だと思うのです。

 4月には診療報酬の改定を迎えますが、こんな時にその準備などもできません。地方厚生局による説明会も中止されたと聞きます。こういう1つ1つを解決して、診療体制が維持できるようにしなければ。しっかり国政へも反映していきたい。

 【今日の句】緊急と言うが 大臣どこ行った
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畠山和也
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