米国にモノ言える党はどこか

  全道をオンラインで結んだ女性後援会のみなさんからは疲労回復用のプレゼントを、札幌東区での「語るつどい」ではコメ10kgをいただき、感謝が尽きない1日でした。「今度こそ議席回復を」の思いを、どんどん広げていきたいです。東区では平岡大介・元札幌市議もいっしょでした。

 くらし・子育て、ジェンダー平等、平和など話題が尽きない女性後援会。各後援会からの一言アピールも、学校給食の無償化や教員の多忙化解消など具体的な願いとともに、暑さのなか宣伝を1時間がんばったとの報告も。頭が下がります。

 私からも、日本は高等教育に金がかかりすぎること、貧困と格差に若者が苦しめられていること、当面の願いとともに行きづまった日本を「おおもとから変える」議席が必要なこと、などを話しました。私が現職だったときの国会論戦も紹介しながら、農業と食の安全にも触れました。

 先日、日米間の首脳会談がおこなわれ、新型ミサイルの共同開発や3国の共同演習の制度化など、軍事面の協力関係を強める合意が目立ちます。緊張緩和なき軍事関係の強化では、ますますアジアの緊張関係が強まらないでしょうか。

 農業や食の安全でも、日本は米国いいなりが続いています。コメなどの農産物だけでなく、米国からは食品添加物などの規制緩和も要求されてきた歴史があるのです。TPPについての国会質問で、米国がその緩和を求めてきたことを告発したのが日本共産党でした。

 日本の政治には、与野党を問わず、米国にモノ言えない状況が広くあります。それでは平和のことはもちろん、農業や食の安全を守ることもできません。ずばり大元から切り込む日本共産党の議席は、だから値打ちがあるのです。

 「しかし選挙では、自民党が多数を占めてしまう。少数の意見を、どう広げていけばいいのか」という質問が、札幌東区では出されました。「保育士の給与引き上げが必要なのに、それが政治ではできていないのが歯がゆい」という、悔しさ交じりの意見もありました。

 大元には、少数の民意で多数を占めることができる小選挙区制度の問題があります。この間の世論調査でも、マイナ保険証や大軍拡・大増税などで、国民の強い反対や疑問が多数になっているのですから、日本共産党の主張が少数派というわけではありません。

 どうやって投票に行ってもらえばいいか。今日初めて私に会ったという方は、前回の総選挙は「どこにも入れるところがない」と投票に行かなかったと言います。長く社会党を応援し続けましたが大幅に議席を減らし、日本共産党にも野党共闘での疑問があったと言います。無投票=関心なし、というわけではない方です。

 「つどい」後、入党の訴えとともに、あるべき共闘の姿(政策合意や対等・平等の関係)を話すなかで、だいぶ理解していただきました。こういう話し合う場が大切なんだと、実感です。若い世代への訴えも、さらに広げていきたい。

 それにしても厳しい残暑が、北海道でも続いています。お体には、お気をつけください。

 【今日の句】連携という名の 属国扱いか

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畠山和也
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