老後の安心を今こそ

 今日は札幌市東区の党と後援会の「元気まつり」と、苫小牧市での演説会へ。9月中旬の割に蒸し暑いなかでも、どちらも多くの方が足を運んでくださいました。本当にありがとうございます。

 東区では太田秀子市議が、札幌市政の変化を報告。市立学校へのエアコン設置、子ども医療費無料化の拡充、一方で冬季五輪の意向調査費は盛り込まれずと、世論が押してきているのは明らかです。党市議団の、くりかえしの質問なども大きく貢献してきました。

 前道議の宮川潤さん、元市議の平岡大介さんも元気にあいさつ。私もそろって、地方選の悔しさは総選挙で晴らそうと訴えました。4年ぶりの開催に、準備を含めて忙しかったと思いますが、その忙しさも楽しいもの。私も元気をいただきました。

 苫小牧市での演説会は、来月に町議選を控える白老町の大淵紀夫・森哲也の両町議があいさつ。4人はみ出しが想定される大激戦で、ベテランと若手の宝の議席を再び!の訴えに、大きな拍手が寄せられました。

 たつの広志・道9区予定候補は、昨日に続いての演説。有珠山噴火の時に自身が経験した具体的な話は、私も初めて聞く内容でした。制度の枠を超えないとできない支援も実現のためにと、地方議員と国会議員が力を合わせるのが日本共産党なのです。

 私からは党の政策に加え、伊藤千代子の獄中最後の手紙が苫小牧市で見つかった経緯も含めて紹介しました。映画をご覧になった方もいるかと思いますが、千代子は戦前の日本共産党員で、特高警察につかまり24歳の若さで命を奪われたのでした。

 夫の転向という信じられない現実を前に、それでも千代子が節を曲げずにがんばれたのは、必ず日本は変わるとの揺るがない確信があったから。仲間や家族などにも変わらぬ優しさを注いで、最後の手紙も義母に宛てたものだったのです。

 千代子ら先輩党員が訴えぬいた平和と自由、民主主義・基本的人権は、今の憲法へと実を結びました。時代とともに党のあり方は変わりますが、大元の変わらない部分は堂々と広げていきたいのです。

 嬉しいことに演説会後に、80代の方が入党を決意されました。いてもたってもいられなくなったのか、一緒に来ていた党員さんに「入るよ」と話されたそうです。その場で、みんなも大喜び。

 歳を重ねたこその喜びがある一方で、物価高でも減らされる年金や増える医療費などの負担。そして、かつて日本が歩んだ戦争への道を、また進んでいるのではとの危機感。敬老の日に高齢の方が新たな決意をされた意味が、ひしひし胸に迫ってくるのです。

 老後の安心を今こそ。若い世代の将来不安の解消にもなります。私もかんばりたい。

 【今日の句】この国に 歳を重ねる 喜びを

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畠山和也
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