志賀原発は本当に大丈夫なのか

 道原発連などによる毎月11日の街頭宣伝では原発ゼロ署名に応じる方が多く、「北の鉄路存続を求める会」の宣伝にも注目が。これまでの自民党政治でよかったのかとの思いや模索が、ひしひし伝わってきます。労働争議の解決に向けた「いちの日」行動も、寒風のなか熱い思いが交流されました。

 それにしても志賀原発は、稼働していなかったとしても、本当に大丈夫なのでしょうか。変圧器からの油が漏れ、燃料プールからは冷却水があふれ、周辺のモニタリングポストは機能せず放射線量が測れていません。津波も3mまで到達していたと報じられたのは先日でしたし、情報の小出し感が否めません。

 もし過酷事故が起きたとして、これだけ道路が寸断されていたら、どのように避難しろというのでしょう。自然現象の地震・津波は止められなくても、人間の活動である原発は止めることができるはずです。まずは志賀原発の全面的な情報開示を、そして避難計画も「絵に描いた餅」となるなら、過酷事故が起きる前に廃炉の決断を。

 伊方原発(愛媛県)でも、佐田岬半島の住民は船を使って大分県へ避難する計画です。南海トラフ地震は大津波も想定されており、現実的な避難計画なのでしょうか。北海道の泊原発も、ホワイトアウト並みの吹雪の時に避難を求められても無理に決まっています。

 これだけ近隣住民に負担や危険を負わせる原発を、まだ続けることが本当にいいのか。省エネ・再エネを広げることは、大規模電源への一極集中を避け、地産地消の電源確保へも通じます。北海道から、原発ゼロへの転換の世論を広げたい。

 道路とともに鉄路の復旧も急がれます。北海道の相次ぐ廃線は、自然災害からの復旧をせず、なし崩し的に進められてきました。バス転換した地域でも減便・路線廃止で、高校生が通学に困難しているとのスピーチもありました。住みづらい地域が増え、人口減少が加速する--これに歯止めをかけなければ。

 「いちの日」行動でも、「今年は変える1年に」との訴えがありました。連帯と団結を強めて、いっしょに私もがんばります。

 【今日の句】信じろと言うより 廃炉の決断を
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畠山和也
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