命を守っている介護ヘルパー

 今日は旭川市へ。おぎう和敏道6区予定候補・真下紀子道議・党市議団と街頭演説や、介護の実態を聞いてまわりました。未明に-18℃まで下がった旭川でしたが、合計120人を超える方が演説に駆けつけてくださいました。本当にありがたい。

 行き交う車から手を振る方や、遠くのスーパー駐車場から手を振る方の姿も見えました。足を止めて聞いてくれるのは、やっぱり自民党の裏金事件。国民に負担ばかり押しつけて、自民党議員は「濡れ手に粟」かとの怒りが伝わります。

 「選挙にお金がかかるからっておかしい。比例で(共産党に)入れることも考えます」と、若い方からの言葉もうれしい。冬は外に出るのも大変だという高齢者の「今度は必ず(国会へ)送るから」という激励も、心に沁みました。

 介護職の方々との懇談は訪問ヘルパーさんを中心に、ケアマネや事業所のサービス提供責任者なども足を運んでくださいました。それぞれ立場は違えど、来年度の介護報酬で訪問介護が実質マイナスになったことへの不満は共通しているのです。

 「大手事業者でもサービス提供責任者がいないほどの人員不足なのに、どれだけ実態を調査したのでしょうか」「有料老人ホームに併設された訪問介護は利益率が高いだろうが、小規模事業所の実態はふまえられていないのでは」など、報酬改定への意見が相次ぐのは当然です。

 そして、現場を知るヘルパーさんの1つ1つの言葉が重い。「高い給料の職場へ移ればとも言われるが、家にいたいという高齢者を支えるやりがいがある」「利用者さんはヘルパーと話したがっているし、私もコミュニケーションが取りたい」との言葉から、尊厳を守る大切さが伝わってきます。

 「国は家事援助を、家政婦と同じくらいにしか見ていないのではないでしょうか。トイレ清掃をしながら健康状態を、掃除をしながら薬が落ちてないかをヘルパーは見ているのです」という方は、変調を見つけて救急車を呼んだことがあったそうです。まさに「時間差」で、命が救われたとのことでした。

 「ヘルパーの情報からケアプランを作成します。今回の報酬減額は、本当に意味がわからない」(ケアマネ)との言葉からもわかるように、ヘルパーは利用者を支える大事な存在です。「報酬を下げることで、若い人がヘルパーを軽く見てしまうのが悲しい」との切なる思いを、しっかり国へ届けたい。

 誰だって年をとるのに、お金の有無で老後の安心が決まってしまう日本でいいのか。くりかえし訴えていきます。

 【今日の句】ぬくもりが 厳寒でこそ 身に染みる

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畠山和也
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