公私立高校での卒業式がおこなわれました。進学・進路が決まっている方にも、これから受験・発表という方にも、新しい旅立ちやチャレンジへ心からのエールを送りたい。若い世代が希望をもって、力を発揮できる社会となるように、私もいっしょにがんばります。高校入学時は新型コロナ流行の2年目で、まだまだ日常生活への支障もあったころ。マスクをしてるので級友の顔がわからない、ということもあったのではないでしょうか。先生方も模索の毎日だったと思います。「青春って、すごく密なので」。2022年の全国高校野球・仙台育英の須江監督の言葉に、私も心から共感しました。自己責任や過度な競争にさらされ、何かと生きにくい日本社会でコロナ禍にも襲われたなかで、多くの高校生たちは模索と連帯の気持ちを強めたのではないかと思うのです。成年年齢が18歳に引き下げられ、社会的には「大人」とされても実感が湧かない方も多いことでしょう。50歳を過ぎた「大人」の私でも失敗や反省はあるし、まだまだ学ばなければいけないことばかり。若い今だからこそ学べる時間があることや、失敗も新たな経験にしていける柔軟性を大切に、新しい道へ歩まれてほしい。あわせて、誰もが安心してくらせる日本社会へと、いっしょに声をあげていきましょう。ゆきづまった日本社会と、戦争や気候変動などに襲われる国際社会とのなかで、「人間の自由」が花開く新しい社会をめざして日本共産党もがんばります。わが家でも上の子が無事に高校を卒業し、ささやかなお祝いをしました。高校時代が楽しかったという方もいれば、早く卒業したかったという方もいたかと思います。震災や病気に直面している方もいるでしょう。さまざまな事情を抱えて卒業を迎えた方にもすべて、希望ある明日となりますよう。【今日の句】成長は 困難さえも 糧にして