今日は札幌西区・手稲区へ。どこでも菅首相の無責任ぶりに不満の声があり、「しんぶん赤旗」の購読も2桁の方に及ぶなど本当にありがたい。購読に至らないまでも「私も五輪はやめるべきだと思う」「今こそ野党ががんばらないと」との意見や激励もあり、私も背筋が伸びる思いでお話を聞きました。バス運転手の方は、観光や修学旅行の機会もなくなり「雇用調整助成金の特例がなければ、いつクビにされるかと心配になる」。政府は7月末までに期限を延長しますが、せめて半年規模で雇用を保障するぐらいしないと、働く方も経営者も不安に見舞われてしまいます。こういうところから菅政権の後手後手ぶりが伝わってくるのです。
新幹線札幌延伸のトンネル工事にともなう要対策土の受け入れに札幌市が狙っている、手稲区山口地域を佐々木明美市議とまわりました。この山口地域とお隣の星置地域、また同じく残土置き場の候補地と狙われている手稲区金山地域・厚別区山本地域の住民でそろって先月、要請書を出したばかり。それでも札幌市は強引に進めるのでしょうか。山口地域は札幌市でも有数の農業地域で、スイカやカボチャなどの生産が盛んです。その農地がある場所から国道をはさみ、要対策土を持ち込もうとしているのです。環境基準値を大幅に超えるヒ素などが検出された土をトラックで運ぶときの粉じんも心配ですし、風評被害も懸念されます。今日うかがった農家から「8月になったらスイカを食べにおいで」と声をかけてくださるほど、この地で農家として生きてきた誇りが伝わってきました。黙っていられないのは当然です。そもそも札幌延伸の開業を2030年度末と期限を決めているだけに、工事そのものに無理が生じているのです。残土置き場に反対という方でも、札幌延伸自体には賛成の方もいらっしゃいます。本来は時間をかけて残土置き場の選定や住民合意を積み上げるものなのに、その過程がなく押しつけるというのは、みずから墓穴を掘っているようなものではないでしょうか。住民合意なく要対策土を押しつけるな。私も声にしていきたい。【今日の句】五輪だけ こだわるほどに 増す不満