今日から3日間、紙智子・岩渕友の両参議院議員と団体訪問・懇談です。国会報告とともに要望などもうかがい、今後の活動に活かします。今日は道中小企業家同友会、北農中央会、北商連をまわり、夕方には道民青同盟のみなさんと街頭宣伝・シール投票も取り組みました。比例重複の宮内しおり道2区予定候補も参加しました。
参議院では農林水産委員の紙さん、経済産業委員の岩渕さんですから、それぞれ専門的な課題での話が続きます。北海道ならではの切実な課題もあるし、衆議院でも議席を回復して応えたいと痛感しながら話をうかがいました。北農中央会では樽井功会長が応対くださり、先の国会で成立した食料・農業・農村基本法から水田・畑作・酪農と、全般的に話が及びました。生産資材や肥料・飼料高騰が止まらず、高齢農家の離農が雪崩のように起きないかと不安が尽きない情勢なのです。
強めるべきは、再生産できるだけの価格保障と所得補償の拡充だと思います。樽井会長の「農業予算を増やさないと」との一言は、単なる予算要望ではない、食と農を守る要の問題だと受け止めました。中小企業家同友会と北商連では、終わらない物価高騰や人員不足とともに、税金・社会保険料の負担が話題に。政府は中小企業も含めて賃上げを求めていますが、相応の支援がなければ実現できません。設備投資の資金も賃上げにまわしている実態があるといいます。
賃上げが進めば扶養控除の課題や、企業側の医療・年金負担分にも直面します。コロナ禍で税・保険料が猶予されていた事業者に、厳しい取り立てがあるといいます。税金まで差し押さえるという本末転倒を、悪びれることなく保険事務所が行っているというのには驚きました。強権的な徴収への歯止めとなる答弁が国会ではされているのに、現場に徹底されていない実態もわかりました。日本経済も大企業も下請けなしには成り立たないのに、こんな中小・零細事業者つぶしはどういうことなのか。食堂の息子として育った私には、まさに噴飯ものです。
困っているのは若い世代も同じ。大通公園で休まれている方にシール投票という形で話を聞くと、私たちを怪しむようなことなく応えてくれます。社会人や学生、路上演奏している方も次々とシールを貼ってくれました。「高い学費を親に払ってもらっているのが心苦しい」(大学生)、「返済すべき奨学金が200万円を超える」(社会人)のほか、「政治家には(未来の)明るい話をしてほしい」との一言も。心に留めたい。
行き詰まっているからこそ、地に足ついた展望が必要なのです。自民・長谷川参議院議員の強権姿勢を引き合いに「こうして話を聞いてくれるのはありがたいですね」との話こそ、私にとってありがたい。明日もがんばります。
【今日の句】明日にでも 早く政権 変えなくちゃ