今日は農業関連職場を退職された方々との「つどい」、北商連共済会40周年記念レセプションへとまわりました。自民党政治のもとで苦しめられてきた農家や業者が、根を張り団結するなかで乗り越えてきた歴史も語り合いました。「今度は必ず議席を」と、あたたかい激励もありがたい。
農業関連職場を退職された方々との「つどい」は、コロナ禍以前に新年交流会として続けられてきたもの。食と農を大事にするみなさんらしく、今日も手作りの料理が並び、私も手短かなあいさつをして楽しく交流しました。「米不足と言うが、水田の基盤整備には多額の費用がかかる」「安全保障と言えば軍事面が強調されるが、食料が手に入らないで安全と言えるのか」など、米が入手できないことから話題に。米の減産が強いられてきた政策を知る方々ですので、問題は自民党の農業政策だと話が進みます。
農家の減少で山林と人間の居住地域が近くなったことが、シカやクマとの遭遇を増やしているとの話には納得。「みかん農家が山を守っていることで、土砂災害など起きないことにつながっている」と、地域保全にも役割を果たしているのが農業というものなのです。
私が現職の時に、国会質問で必要だからと、みんなで情報収集などをしてくれていたことも教えていただきました。本当にありがたいし、こうして地域に根づいた質問ができるのが日本共産党だと再確認です。
こうして語り合う機会が大事だね、との話にも。特に食べることは最も身近で、生きることには欠かせないものです。北海道では親類や知人・友人が農業に携わっている方や、関連企業などで働く人も多い。今こそ食と農を守ろうと、どんどん広げていきたいです。
北商連共済会の40周年記念懇親会に、来賓としてあいさつさせていただきました。1984年に約2000人ほどで始まった共済会は、社会保障から外されていた業者の不安の解消にと、まさに助け合いの精神から始まったものでした。思えば食堂を営む両親のもとで育った私も、最も心配だったのは客数が少ない日があることと、「親が病気になったら、店はどうするのか」ということでした。決まった給与がない自営業者にとっては「健康でこそ商売繁盛」なのです。
しかし、無理をして働かなければいけない時もあるし、資金繰りや税・保険料の支払いなど心身ともに苦しいときも少なくありません。そういう時に共済会のような仕組みのもとで救われた業者が、どれだけいたことでしょう。
命と健康を守る事業だけでなく、阪神淡路大震災や東日本大震災のときには特例での見舞金など力を発揮もした共済会。共済つぶしにつながる保険業法の改定時は、北海道からも代表が何度も上京し、国会要請をおこなった歴史もあります。40年の歩みを紹介するDVDにも見入りました。共済制度の維持・発展は、まさに団結あってこそです。
実は国会で、共済をTPP協定から守れと質問したことがあります(2016.10.28)。国会テレビ中継で共済について質問したのは、私以外に過去にいないかもしれません。農業も共済も、米国から市場開放やイコールフッティングを何度も迫られた歴史があるのです。
安心の土台を壊すなと、はね返す議席としても日本共産党が必要と訴えたい。
【今日の句】米国に 新総裁も いいなりか