宮内しおり道選挙区予定候補と朝の定例宣伝後、党の提言を届けながら道労連・道民医連・新婦人道本部と懇談。声を上げてこそ変化はつくれると、語り合うなかで実感しました。私も元気をもらいました。
高額療養費の上限引き上げが、反対世論の高まりで凍結となりました。白紙撤回へ、もう一押し。このような切実な要求の実現へ、労働組合や各団体の果たす役割も大きくなっています。春闘のさなかである道労連では、明後日が集中回答日ということもあり、回答次第ではストなども検討されています。物価高に見合う賃上げへ、道労連本部では経済団体とも懇談を重ねてきました。
中小企業団体も合わせ、時給1500円などへ賃上げの必要性はどこでも一致。労使交渉が大事なのとともに、賃上げに必要な原資をどう作るかは政治としても重要な課題です。道労連がアンケートから最低生計費(若者単身世帯)を計算したところ、月26万円ほど(=時給1500円)がやっぱり必要とも。この間の物価高も考えれば、さらに引き上げが必要です。力を合わせて、前へ進めていきたい。
道民医連では、深刻になっている医療機関の経営や医師不足の実態をうかがいました。診療報酬は昨年に改定されましたが、物価高が続き、その分の消費税も増えますので、病院経営が苦しくなる一方なのです。全国民医連が取り組んだアンケートでも、昨年の報酬改定で半数以上の医療機関が減収減益となり、3分の2は資金繰りが厳しいと答えています。コロナ禍での融資返済も重なり、金融機関からの借入返済に苦しんでいるのがわかります。
日本病院会など5団体も、診療報酬について「物価・賃金の上昇に適切に対応できる仕組みを導入」との緊急要望を出しました。医療機関の倒産が過去最高を続けるなか、国の責任は重大だと私も訴えていきたい。
医師数も「月80時間の時間外労働」「引退の前提は80歳」のもとで、政府は「医師は足りている、問題は偏在」とくり返しています。医師不足は地域医療を直撃しているし、合わせて取り組みを強めたいです。
新婦人では、選択的夫婦別姓が話題の中心に。全国3979人からのアンケートでは「私一人が我慢すればいいのだと泣きながら婚姻届を出した」「パスポートの名前と自分の業績が紐づけられず、『何の業績もない人』と不利益を被りました」など、切実な声ばかりなのです。宮内さんの友人も結婚の際に、相手の親から姓を変えるよう求められたと先日、話があったそうです。日本は政治も社会も、女性の尊厳を守ることに遅れている現実を早く変えなければ。
コメの価格高騰も家計を直撃し、どこでも関心が高まっているとも聞きました。食料自給率が低いことにも不安が尽きません。食料・農業も大事な課題として、いっしょに取り組みましょうとエール交換。私もがんばります。
【今日の句】あたたかさ 春といっしょに 政治にも
変化は力を合わせてこそ
