円安基調をどう切り替えるか

 スーパーで値段を見る時間が、だんだん長くなってきました。現在の円安による値上げは、来年以降の反映となるようです。消費税減税や年金底上げを緊急に、賃上げに向けた条件整備を。このままでは、くらしも経済も立て直せなくなってしまう危機感があります。

 日銀・黒田総裁は金融緩和を続ける方針。金利をあげると国債やローンの利子払いに影響が出るのは間違いなく、慎重な対応は必要でしょう。外国人の「爆買い」に期待する向きもありますが、それは商品だけでなく土地なども対象になります。賃金水準が上がらないのに、物価も地価も上昇し、しかもバブル的に高騰したら耐えられません。

 ヘッジファンドが、すでに日本は成長しない国と見限っているとの報道を見かけました。東南アジア諸国の経済成長が続けば、10~20年後は1人あたりGDPが日本並みになるとか。海外のほうが稼げるわけですから、日本の技術者離れも加速すると言われています。国立大学を独法化し、期限付き研究者も増やし、研究環境を不安定化させたツケも現れてきたと思います。

 ものづくり、研究・開発、農林漁業と再生可能エネルギー、医療・介護・福祉などの分野が継続できる環境づくりが必要だと思います。風力発電の是非はありますが、この分野でも日本の研究は国際的に遅れをとっているようです。短期的な利益を追い求めてきた、経済・産業政策を1つずつ見直さなければ。

 北海道の草の根でできることは限られていますが、しっかり実態を把握して、政策へとつなげていきたい。

 【今日の句】安売りを 待ってウロウロ 私もです
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畠山和也
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