今日は会議をいくつかとデスクワークの1日に。とはいえ先ほども知人(の知人)から経営上の相談があったりで、新型コロナウイルスの影響の大きさを痛感。率直に言って、なかなか困ることもあります。というのも、国が融資を借りやすくするなどの条件緩和について金融機関へ通知を出しても、窓口など現場対応まで浸透するには時間がかかるからです。これは先日の参議院決算委員会でも大門実紀史参議院議員が取り上げているのですが、リーマンショックや自然災害などの時にも直面することが多い課題です。また、融資は結局のところ借金なので、返せる見通しがなければ借りにくいという経営実態もあります。今回は据え置き5年という長めの設定をした融資もありますが、それでも二の足を踏むのは過去の債務があったりするからです。この債務の返済猶予や凍結、また固定経費を直接補てんするなどに踏み込まないと、せっかく広げた融資枠も思うほど使われなかったということになってしまいます。どうしても融資も厳しいとなると、社会福祉協議会の福祉貸付という選択になります。これは生活上の貸付なので金額も10万(対象や場合により20万)ですが、福祉貸付という性格上、どうしても返済できない場合には柔軟な対応もありえるし、そうであってほしい。ともかく今は、経営上も生活上も現金による補償が必要なのです。直接支援は野党でもそろって要求し、与党でも同様の声は出ています。先週の安倍首相の会見では中小事業者への補助を口にしていましたが、早い具体化を望みます。現場は待ったなしの状況が続いているからです。もどかしい思いを持ちつつも、1つ1つの相談に落ち着いて対応していきたい。【今日の句】外国の補償が なんと眩しいか