今日は取手市へ、街頭演説や農業者との「つどい」など。参院選前の茨城県での訴えは、今日が最後かもしれません。ぐっと気温が上がるなか、多くの方が来てくださいました。
準備してくださった横断幕には「おかわりできる日本に」。主食である米が国民は手に入れられず、農家は再生産できる価格ではなかったため後継者がいないとは、自民党農政の誤りそのものです。「誘われて来て、初めてきちんと共産党の話を聞いた。よくわかりました」と、演説を聞かれた方の一言が嬉しい。報道される機会が少ないのですから、端的にしっかりと伝わる演説を、さらに努力したいです。
農業者との「つどい」は、これまでの農業政策への不満や現状の苦労など話が尽きません。「政府は大規模化をと言うけど、もう農地を引き受けられる農家もいない」「認定農業者となっても、補助制度など使い勝手が悪い」などなど。
「1俵あたり1万数千円の時代があったが、その後にドンドン米価が下がり、ドンドン生産資材は上がっていった」。この不足する差額を、政府が保障・補償で支えるべきだったのです。しかし実際は、農業予算そのものまで減らされてきたのでした。石破首相も米の増産へ舵を切るようですが、農業予算を増やすとは聞きません。これまでどおり農地の集約化・大規模化で効率的な生産をというのなら、まったく反省がないと言わざるを得ません。
今日も意見が出されましたが、農地や地域が守られているのは多様な生産者がいるからこそ。大規模偏重で、家族経営や小規模農家の果たしている役割を軽視しては、これまでの失敗をくり返すことになるのではないか。
ましてミニマムアクセス米の活用の検討も、小泉農水相から発言されています。どれだけ農家の意欲を奪う発言なのかと、自覚がないのでしょうか。やっぱり自民党農政そのものの転換が必要です。明日もしっかり訴えたい。
【今日の句】農相は 検証言うが 反省なし
これまでの農政の失敗をくり返すのか
