宮内しおり道選挙区予定候補と街頭演説や、国内初となる地対艦訓練の中止を求める要請、夜は党と後援会の全道決起集会と慌ただしかった1日。しかし、多くの学びがあった1日でもありました。
陸上自衛隊は先月、静内対空射撃場における上記訓練をおこなうと発表しました。88式地対艦誘導担を計2発、発射するというものです。地対艦ミサイル部隊は3月に大分県で配備され、北海道では北千歳・美唄・上富良野の各駐屯地に配備されています。この訓練は、道や地方自治体への事前説明がないまま4月に報道されました。実施場所は調整中とされながら、すでに静内の名が上げられていました。地元での不安が生まれるのは当然です。
要請に参加した新ひだか町・川合清町議は「赤潮の被害から、今も漁業者は苦しみのなかにある。そこに訓練と言われても、不安が出るのは当然だ」と、中止を求めました。陸自の計画では、半径40kmの沖合に着弾させるとしています。
宮内さんや丸山はるみ道議、道議候補を務めた小室正範さんや私からも厳しく訴えました。「要請された内容は誠実に伝える」と、きちんとメモを取っていたのは珍しいほどでしたが、住民の不安をよそに実施したうえ、来年度以降も常態化していくことなど許されません。
街頭演説は、消費税減税や財源について聞くシールボードを使いながらの対話も。賛成・反対の中間に貼った方の理由は、「財源がはっきりしないから」。大企業に負担させすぎとならないかと疑問もあり、じゅうぶんな担税力があることは政府も認めていることを話して、納得くださいました。減税に反対という青年は「大企業が法人税の低い国に移転しかねない」。だからこそ世界各国で「抜け穴」をふさぐための議論や協調が進められているし、日本共産党も国際連帯・国際的規制が必要との立場を話すと、がらっと態度が変わりました。
「実は共産党の考えに近いものがある」と話し始めたのです。ブラック企業に勤める友人が心身ともに追い込まれているそうで、社会保障の大切さを伝えたかったそうです。斜に構えた感じを受けた青年でしたが、友人思いのやさしい青年でした。
社会は複雑なものだし、日本共産党の主張はテレビ・新聞で目にすることも少ない。一方で、行きづまった日本社会をどうにかしたいと思っている方は多くいます。端的に伝えることも大事ですが、疑問にきちんと答えていくことも大事。だから対話が必要だと痛感です。夜の全道決起集会は、オンラインもあわせて熱気あるものとなりました。私もがんばります。
【今日の句】公示まで あと1ヶ月 全力で
ていねいに語ることの大事さを痛感
