雪のなか上川町議選挙が告示。命とくらしを守り、農林業・観光業を支える日本共産党・溝口久男候補は3期目への挑戦です。何としても再選を!と、私も応援に駆けつけました。
上川高校を卒業後、農業に従事してきた溝口候補。この50年間は外国からの農産物輸入にも苦しめられながら、町内の農家と手をつないで営農を励まし合ってきました。議員になってからは2期8年間で、木質バイオマスの活用・普及、国民健康保険税の資産割廃止による減税、高校までの医療費無料化、防災無線の設置など、まさに町民の広い要求実現に力を尽くしてきました。
町民に寄り添って、町民とともに町づくりを進めてきた溝口さんの議席は絶対に必要です。観光地・層雲峡では新型コロナウイルスの影響もあり、休業しているホテルもあるとのこと。「国や道への要請はもちろん、町独自の支援を」と溝口候補は訴えました。2名はみ出しという激戦で、私からも「何としても再び議会で働かせてください」と支援をお願いしました。
雪の上川町を離れ、向かった先の北見市はビックリするような暖かさ。しかし、クラスターも見つかったことから警戒感は強く、中小・零細事業所などへの影響も甚大です。菊池豪一・桜井由美子の両市議と、地元宿泊業者や飲食関係のお店へ聞き取りにまわりました。
「3月は宴会などのキャンセルで、売り上げは前年比9割減」「あるホテルパートの知人が『休業を言われてる間、仕事を手伝わせてもらえないか』との相談があった」「ヨーロッパの服が入らなくなりアパレル業界も大変」など、この1ヵ月どころか1週間を乗り切れるかというほどの切実な実態をうかがいました。
「とにかくスピード感をもって支援してほしい」とは、ある飲食店長さん。「具体的なことが、まったく伝わってこない。国民へわかるような説明を」とは、ある宿泊関係業者さん。安倍首相の今夜の会見を、どのように聞かれたでしょうか。政治は本気で中小・零細業者を守る気があるのかと、厳しい目で(私たちも含めて)見られています。しっかり国会へも反映していきたい。
夕方のうちに網走市へ着き、松浦敏司・村椿敏章の両市議と街頭から活動報告。学生アパート付近でもマイクを握り、親御さんの家計急変や、みずからもアルバイトができずに生活や学業に影響が出ている方は遠慮なくご相談ください、と呼びかけました。全国の例からも、学生さん自身が感染に心配をされているかもしれません。
網走市では老舗料理店も破産しただけに、市民の心配もひときわです。緊急事態宣言を出して終わりではなく、日本のすみずみに支援が届いているという実感が持てるよう、政府は力を尽くす必要があります。自粛を求めるなら補償とセットで、そして医療や介護・福祉の現場を力を込めて支えることを。しっかり北海道でも役割を果たしたいです。
【今日の句】緊急に 見合った速さの 支援こそ