わかりやすく、速やかな支援を

 党道議団(真下紀子・菊地葉子・宮川潤)といっしょに、道へ新型コロナウイルス対策緊急要望をおこないました。大きく3本柱(25項目)で要請しました。土屋俊亮副知事らが応対してくださいました。

 要請項目は、①検査体制の拡充と、安心して医療を提供できる体制の構築、②暮らしと経済を支える感染予防対策、③学校休校に伴う子どもたちへの影響対策--です。昨日に党中央委員会が発表した「感染爆発、医療崩壊を止める緊急提案」も、参考までにと手渡しました。

 急きょ安倍首相が緊急事態宣言を発令したこともあり、しっかり道としても対応していく旨が土屋副知事からも話され、▼医療や社会福祉施設でのマスク等の優先配布、一括購入、▼PCR検査を医師の依頼で受けられるようにと要請している、▼国に対して休業補償を要請、▼雇用調整助成金はじめ手続きの簡素化を要請しつつ、広く周知と活用のために「伴走型支援」を進めている、▼学習の保障に道教委から資料配布やポータルサイトも用いた情報提供--など、各要請に対して答弁いただきました。

 道議と私から、それぞれ各地で聞いてきた声や実態を交えながら取り組みの強化を求めました。土屋副知事や参加した各部局長・次長もメモを取られて、この苦境を乗り越えるために力を合わせる姿勢を感じました。日本共産党の要請というのは、道内各地の党議員や支部から寄せられた地域に根付いた内容です。しっかり反映させる役割と責任を私も果たしたい。

 あらためて、そのことを痛感したのが「女のスペース・おん」での懇談です。中央委員会の緊急提案にもありますが、外出自粛要請にともないDVや子どもへの虐待増加が心配されています。「おん」へも相談が寄せられているかと思いきや、「相談は少なめです」とのこと。夫が在宅のため家から電話をかけられない、出るにも出られないという状況に陥っているからです。

 そのようななかで「買い物に出たとき」「DVを心配した子どもから」相談が寄せられている、とのこと。公的機関での相談・宿泊は共同生活であるため、感染の心配から受け入れに慎重になる恐れがあるもと、「おん」のような民間団体も公共施設が閉館されることで会える場所づくりにも苦労しているし、みずからの感染リスクもあります。被害者がケガをしても、感染を心配して受診控えが起きている可能性も指摘されました。平時での被害や矛盾は、紛争や災害のときにいっそう鋭く現れるのです。

 支援のために、ありとあらゆる手続きを簡素化してほしいとの要望を受けました。1人10万円の給付金も世帯主でなく個人で「安全に」受けられるようにすることや、被害者を守るための住民票の閲覧制限延期も電話1本でできるようにするなど、具体的な要望もあり、さっそく国会へ反映させました。とにかく急がれることは、次々と政治決断しなければなりません。

 夜は札幌地区労連・木村さんと、党道委員会によるツイキャスでの「TALK LIVE」。事前に多くの相談が寄せられて、1つ1つに応えながら進めました(この内容は明日にでも)。さまざまな支援制度を「わかりやすく」「速やかに」「ワンストップの窓口で」すすめられるよう道への要請でも述べましたが、党としても同じ立場で取り組みたいです。

 【今日の句】赤レンガ庁舎も 春が待ち遠し
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畠山和也
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