草の根の力で政治は変わる

 今日は学びの日。あらためて今年1月の党大会決定と大会討論を読みなおして、新しい政治を拓くため強く大きな日本共産党を!と再確認しました。

 私が入党した学生時代、くりかえし「党活動の基本は独習」と先輩党員から聞いてきたものです。今はネット上でいろんな情報が手に入る時代ですが、そもそも日本共産党は何をめざし、どのような立場で活動しているのか(してきたのか)は、まとまった形で学んでこそ力になります。社会や歴史を奥深くとらえて分析するからこそ、正確な政治方針もつくられます。それが党の綱領です(こちら)。

 1月の党大会は、この綱領改定の他に第1決議(政治任務)と第2決議(党建設)とを決定しました。2ヵ月以上の全党討議を経て、さらに5日間の党大会での討論でねりあげた中身ですから、「上から押しつけられた」方針でなく「みんなで築き上げた」方針であることが特徴です。読めば今の日本共産党の姿がわかるので、ぜひ党員でない方にも読んでいただきたいのです(こちら)。

 いま日本共産党が大きくなることが、市民と野党の共闘を強くして新しい政権をつくるカギだと思います。しかし、その党自身が、コロナ禍のもとで顔と顔を合わせた活動をすることが限られたことで入党の呼びかけも弱まり、死亡・離党などで大会時より約3000人の党員が減ってしまいました(今日の「しんぶん赤旗」党活動のページに書かれています)。このままでは政治変革も、コロナ危機を乗り越えていくうえでも、党として役割を果たせなくなってしまいます。

 もちろん国民の苦難軽減に議員・候補・党員みんなで目いっぱいがんばりますが、政治活動はこの先、何年も何十年も続きます。私たち自身も変わっていきながら、同じ志の仲間が増えていかなければ、いいことを言っていてもダメなのです。次の総選挙を迎えるうえでも、党を強く大きくすることは欠くことのできない政治課題です。別の言い方をすれば、仲間が増えれば大きな可能性が開けてくるということです。

 私が入党したとき、自分が国会議員になるなど考えたこともありませんでした。多くの党員は、立身出世や自己満足のためでなく、平和な社会や誰もが安心してくらせる社会を望み、力をあわせれば社会は変えられることを納得して入党しています。その自覚のもとで、みずから学び、支部の仲間と力をあわせ、地域・職場・学園を基礎にしながら、地に足をつけて活動しているのが日本共産党員です。もちろん、一人ひとりにはできないことがあるので、仲間同士でカバーしあいながら粘り強く活動しています。議員の質問や候補の宣伝などは直接に政治変革を進める党活動の一部ですが、草の根の活動が全国各地にあることこそ日本共産党の真の強みだと私は思っています。

 だからこそ、草の根の党員が増えれば、必ず政治は変わる。あたたかい政治と日本社会の実現へ、いっしょに力をあわせましょう。

 【今日の句】切り拓く力は もっと増えるはず
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畠山和也
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