海が見える石巻市で育った私にとって、今日の稚内市はどこかホッとする町の1つ。新たな出会いや激励もあり、元気をいただきました。
中尾利一市議の案内で、到着してまずは「党を語るつどい」の会場へ。ご自宅をお貸しくださった方は、稚内市で1930年生まれの90歳。「防空壕にも入ったし、戦地に行った兄がひょっこり帰ってきたのにはビックリした」との話に、私も聞き入りました。
そのお兄さんのお子さん夫妻も、ご参加くださいました。「戦争の話を父から聞いた覚えがないんです」とのことで、もしかしたら次の世代には悲惨な経験を伝えたくなかったのかもしれません。戦場で亡くなっていれば会えなかったはずのご夫婦と話をしているのですから、命がつながる重みを再認識です。
「ずっと共産党に投票してきたんだけど、どうしても党名に引っ掛かりがあるんです」とのお話も。自由や民主主義を抑え込む中国共産党とは違うとの話をしながらも、あらためて日本共産党とは何なのかと考えました。一言で言えば「あきらめない」党だということです。
参加された方のなかに、1人10万円の定額給付金を受けとる前に亡くなられたという方の関係者がいらっしゃいました。総務省は型通りに「世帯主に」というものの、一人住まいの世帯主が亡くなられた現実を見れば、何らかの手立てが必要なもの。その10万円を葬儀代に充てる柔軟さくらいあってもいいと思いますが、相談にのり市役所にも掛け合ってきたのが日本共産党・中尾市議でもあったのです。
その方が曰く「困っている時に相談して、やっぱり動いてくれるのは共産党だね」。その言葉を聞き、私も地に足をつけて頑張らねばと決意を新たにしました。明日は枝幸町・中頓別町・浜頓別町に足を運びます。
【今日の句】浜からの風は やっぱり心地いい