台風10号の被害が明らかになってきました。行方不明の方が早く見つかるように祈るばかり。自然災害への備えや被災者への支援は、政治の重要課題とあらためて実感します。朝の宣伝でも、日本共産党として力を尽くすと述べました。
また急激に暑くなってきた札幌市。明日の予想最高気温は33℃(!?)と、9月とは思えないほどです。全国的にも残暑が続いてますので、お体にはお気をつけください。誰もが感じる気候変動の影響であれば、環境政策の抜本的拡充にも力を入れなければなりません。
洞爺湖サミット(2008年)のときに、党道委員会で気候変動に対しての政策提言を発表したことがあります。気候変動のインパクトは緯度が高いほど現れると言われ、北海道でも「浜の磯焼け」や「畑が凍らないために残る野良イモ」などが指摘されていました。政策スタッフの1人として提言にまとめ、環境NGOなどへも届けながら懇談してまわりました。
欧州調査をしてきた笠井亮衆議院議員を招いたシンポジウムも当時おこない、その報告で記憶に残っているのが、欧州でのエレベーターに「閉」のボタンがないということ。乗降に時間がかかるため「開」のボタンは必要ですが、確かに急いで閉じる必要はなし。そのような身近な場所が環境を考える入口になっているのだと、笠井さんの報告から学びました。
あれから12年。海水温の上昇でウニの活動が活発化し、エサとなる昆布を食べるため、漁への影響が心配されているとの報道がありました。自然災害の大型化は言うまでもありません。影響が確実に現れてきているなかで、当時から欧州が掲げていたCO₂削減の「野心的目標」を、今からでも日本が持つべきでは。いったい日本は何年、周回遅れを続けてきたのでしょうか。
そして大規模開発や収奪が資本主義のもとでくり返され、地球そのものを壊すことになるのなら、新しい社会システムへと進まなければなりません。より身近な社会主義・共産主義への道を、具体的にしていきたいです。
【今日の句】こんなとき 誰だ自助だと 言ってるの