「病院への減収補てんを」「食料自給率を高めて」「再度の持続化給付金がなければ続けられない」。各団体をまわると課題や要望が相次ぎ、あらためて危機感やもどかしさが湧いてきます。切迫した状況は日々、強まっています。
紙智子参議院議員と、新年のあいさつを兼ねてまわっています。北農中央会・小野寺俊幸会長、道労連・三上友衛議長、北商連・石塚隆幸会長などと親しく懇談しつつも、リアルな実態が次々と語られます。
「コロナ禍で、マスクも自給できていないことがわかりました。まして食料こそ自給率を引き上げる必要があります。コメの転作が求められていますが、食料の安定供給を政治でしっかり進めてほしい。
病院やガソリンスタンド、Aコープなど赤字であっても地域で唯一の施設だからと、必死に守っています。特に厚生病院はコロナ感染拡大のもとでも職員は本当にがんばっている。支援が必要です」(北農中央会・小野寺会長)
「ハローワーク前で支援活動をしたら『家族分もいいですか』という方もいて、切迫した状況を肌で実感した」(道労連・三上議長)、「そもそも困難な人は医療にかかれない。夜回りなどにも参加してきたが、行政自身も地域に出るようにと働きかけたい」(道民医連・小内事務局長)など、短時間のあいさつのつもりが熱い懇談の機会ともなりました。
東区・北区は小選挙区2区ということで、同区内に事務所がある団体には平岡だいすけさんも一緒にごあいさつ。「ここで勝てれば流れは変わるね」などの激励もいただきました。市民と野党の共闘へと力を尽くしてきた労組・団体のみなさんだけに、その熱い思いを交流できたこともよかったです。
「ススキノは生活できない状態の人もいる。せっかくの給付金にも課税しないでほしいし、まだ家賃給付金などをもらえていない人もいる。融資を受けても、どう返すか困っているとの相談が年明けから続いている」「飲食業への支援は絶対にやってほしい。このままでは半分くらいつぶれてしまう。帯広では1人の業者が呼びかけた LINE 署名に4000人を超えた協力があったほど」-ーオンラインの役員会議前にうかがった北商連でも、切羽詰まった状況が相次いで語られました。
とことん苦難に寄り添い相談に乗ってきた北商連は、会員が増えているともいいます。各自治体とも懇談をおこない、国の出先機関への交渉には私も同席しましたが、このような業者団体は国際的にも珍しいと井上事務局長。第3次補正予算で地方への臨時交付金が出たら積極的な提案をしようと話し合われ、このような姿勢に私も学ばなければと思いました。聞いた声は、しっかり反映していきます。
紙議員とは、道原水協などの「6・9行動」にも参加。厳しい冷え込みのなかでも足を止めて署名しながら、「核兵器禁止条約を批准しない日本政府なら、変えなきゃいけないですよね」と話された方もいたとか。いよいよ条約発効を目前にして、行動に参加した方の熱い思いも伝わっていくような宣伝ともなりました。力をあわせれば、政治も社会も変えられるということを、しっかり私も広げていきたい。
【今日の句】宣言と 言って終わるな 菅総理