吉川元農相が収賄罪で在宅起訴され、自民は道2区補選での候補擁立を見送り。しかし疑惑が解明されたわけでなく、大臣の職を利用した悪質な疑惑なのですから、証人喚問もおこなって真実を明らかにするべきです。道2区補選では、金権腐敗の自民党政治に審判をくださなければなりません。私も力を尽くします。反省を理由にしていますが、自民党の見送りは行きづまりの反映です。菅政権の支持率も下がり続けています。問われている野党の力。来週から始まる通常国会で、国民の立場に立った新しい政治の姿を示していかなければなりません。そのためにも、北海道でも地に足をつけた活動をしていきたい。今日は核兵器禁止条約の発効を前に、北海道被爆者協会を訪ねました。核兵器の「終わりの始まり」を現実にするためには、日本政府の批准・署名が必要です。紙智子・岩渕友の両参議院議員、札幌市内の小選挙区予定候補(2区・平岡だいすけ、3区・伊藤りち子、5区・橋本みか)とで話をうかがいました。2017年に国連で採択されてから3年数ヵ月。7歳のときに爆心地から1.5kmで被爆した眞田保会長さんは、被爆者手帳を手にこう語りました。「この手帳を手にするところから(運動が)つながっています」。被爆した事実を明らかにすることに勇気を必要とした時代をはじめ、被爆者援護と核兵器廃絶の運動を進めるうえでも多くの困難があったはずです。「発効してよかったで終わらせず、先へ進めなければ。北東アジア6ヵ国協議のなかでは4ヵ国が核保有国ですから」との話に、日本政府が批准することの意義の大きさを学びました。「小学生への語り部活動をしてきました」と、廣田凱則副会長さん。継承や発信にも力を入れようと、昨年末には北海道ノーモア・ヒバクシャ会館のホームページも完成させました(こちら)。このホームページをつくる取り組み自体が継承そのもので、トップページにある花を手渡すイラストは東海大学の学生が描いたものだそうです。「2世プラスの会」の活動、絵本「北の里から平和の祈り」を各国大使館へメッセージとともに届ける活動など、多彩な核廃絶運動の一端も聞かせていただきました。ここのような会館を運営している地域は、そう全国にもありません。貴重な展示資料があり、歴史を学ぶことができ、世代を超えて思いを交流できる会館があったからこそ、北海道での運動も広がってきたのです。館内を見学していたら、前会長・越智晴子さんの被爆者手帳が展示されていました。亡くなられたら通常は返還する手帳ですが、越智さんの被爆時の状況を記録しているなど歴史的価値があることから、ご遺族と行政からの了解も得て展示できたのだといいます。越智さんも条約発効を喜んでいるでしょうねと、話題になりました。中小企業家同友会と北商連からは、あらためてコロナ禍での影響をうかがいました。ちょうど今日が持続化給付金と家賃支援給付金の申請締切日ですが、再度の給付が必要な、切迫した実態が広がっています。休業している飲食店、リフォームの仕事も延期になっている建設業など、どの業種にも増す厳しさ。実態を聞くたびに、もどかしさで心がいっぱいになります。あきらめず、くりかえし反映していきたい。「石狩湾岸の風力発電を考える石狩市民の会」から、石狩市とその周辺における既存・計画中の風力発電事業の問題点もうかがいました。石狩湾新港では単機8000kWの超巨大風車が14基、石狩湾では6社の合計581万kWの計画、陸上でも5社による合計11万kWの計画があります。新港の工事は当初、単機4000kWが26基の予定でしたので、基数が減ったといえ巨大化したといえます。これだけ計画が林立すると市民だって影響などを把握できないし、石狩市でも累積する影響など測れなくならないのでしょうか。「会」では今月4日、石狩市長あての要望書も提出しています。上記のような現状では事業内容や影響調査を精査する必要があるし、住民合意もあるとは言えないでしょう。石狩市の将来の姿とあわせた、住民を含めた広範囲の人々がかかわる慎重な検討を要望するのも当然のことです。先日は北檜山地方での洋上風力発電計画で、乙部町が脱退することも決めました。全国でも風力発電をめぐる住民運動が起きており、当然ですが事業計画をごり押しするようなことはあってはなりません。いろんな課題が多いのは、これまでの政治の矛盾が蓄積してるから。特に財界・大企業の利益優先の政治が、北海道の健全な発展をゆがめることにもつながっています。大元からの転換をしなければ。【今日の句】終わらせよう 金権腐敗 核兵器