まわって学ぶことの大切さ

 陽射しを暖かく感じた今日の十勝管内。豊頃町・池田町・音更町にて懇談や街頭宣伝に取り組みました。空を見ても大地を見ても、広い十勝を実感です。豊頃町では岩井明町議、また各町にて佐々木とし子元帯広市議が同行してくださいました。

 町民なら手を止めた場所から乗車できるコミュニティバスが走り、地元産食材を使った「ふるさと給食」も小中学校で提供されている豊頃町。子ども医療費無料も満18歳まで無料なのです。各自治体の特色を生かした町づくりを進めるためには国による権限や財源移譲も課題の1つになっていますが、JA豊頃町・山口良一組合長は「もっと国は各町に任せたらいいのに」とズバリ。懇談は農業の課題もありましたが、多くの時間を割いたのはコロナ禍での社会のあり方でした。

 「一部の人が(富を)独占している一方で、ひとり親で特に女性、非正規雇用などで働く人は生活が苦しくなっているではありませんか」との言葉は、まったく同感。みずから持論と仰った国会議員の削減などでは意見が分かれましたが、日本の針路を大きな方向では見直すべきという点では一致したと思いました。いろんな意見を率直に交わしつつ、一致点で合意して社会を前に進めることに、さらに党としても取り組まなければと思いました。

 街頭宣伝では天気も良かったからか外で話を聞いてくださる方もいて、駆け寄ると「がんばってね」との激励もいただきありがたい。思わずマイクを握る手も本番さながらに力も入ります。音更町では予定のなかった街頭宣伝にも取り組み、そこでも足を止めて最後まで演説を聞いてくださる方の姿もありました。後援会員さんとの「つどい」でも「ずっと共産党を応援してきました」と熱い激励も。とても励まされました。

 前後しますが池田町では、十勝いけだ地域医療センターを訪れました。プライマリケアを柱にした地域医療を実践され、訪問看護は豊頃町や浦幌町までカバーしているといいます。看護師さんの負担も大きいと思うのですが、地域医療を担うための献身的な取り組みには頭が下がる思いです。

 髙橋功事務部長さんは懇談の後に、透析室を(中には入らず廊下からですが)案内もしてくださいました。「本当なら(同じ建物にある)老人保健施設などもご案内したいのですが、ご家族も面会できない状況なので」とのお話しでしたが、そのような言葉の端々からもプライマリケアの精神が伝わってきました。透析だってコロナ感染で病院閉鎖となれば命にかかわるところですので、それでも懸命な取り組みをされていることを紹介してくださっただけでもありがたいのです。

 明日は紙智子参議院議員も十勝入りして、浦幌町ではいっしょにラポロアイヌネイションとの懇談もおこないます。士幌町や清水町もまわることにしていて、移動だけでも本州では想像できない距離なのですが、しっかり学びたいです。

 【今日の句】この広さ この温もりを 政治にも

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畠山和也
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