1989年に消費税が導入された4月1日は、消費税廃止各界連絡会で宣伝を毎年おこなっています。多くの国・地域で実施している消費税減税を日本でもと、参加者が次々とマイクを握りました。日本共産党は私が代表して訴えました。
「くらしの大変さが続いている。新・人間裁判とともに、いっしょに声をあげていく」(道生連)、「病床を減らしたら、消費税を財源にした補助金を出すなど許されない。こんな法案は撤回を」(道民医連)、「コロナ禍でも富裕層は大もうけ。消費税減税とともに労働者の賃金引き上げを」(道労連)、「インボイスの導入で課税対象業者となるか、取引先から排除されるかの選択が迫られる。こんなことは中止を」(北商連)など、各分野での実態や要求にも、消費税は大きな影響を与えているのです。怒りのスピーチが続きました。
私からも、消費税は不公平な税制そのものだと強調。収入・所得の少ない人には負担が重く、低価格競争を強いられるなかで消費税分を負担している中小零細業者や自営業者にとっても限界です。政策としても正しくない。相次ぐ増税で景気が悪化したことも、数字や指標が示しています。消費や経済に影響が大きいからこそ、世界では消費税減税に踏み込んでいるのです。日本政府は、くらしや商売の現実を見ていないか、見ていても無視しているのではないのでしょうか。
こうやって声を上げ続けてきたことで、野党のなかには消費税減税を求める声が広がっています。自民党のなかでも期限を区切った減税の声もありました。衆議院選挙でも重要な政策の柱になります。日本共産党も、減税やその先の廃止に向けて力を尽くすと私から表明しました。
朝には札幌北区で、道2区での立候補を取り下げた平岡だいすけさんとも街頭宣伝。定例会を終えた長屋いずみ市議も駆けつけてくれました。いよいよ4月になり、北海道2区補選・長野県参院補選・広島県参院再選挙を迎えることになります。この3選挙の結果が、今後の菅政権を変える、衆議院の本選挙とつながっていきます。できる限り私も2区に足を運び、2区のみなさんといっしょに松木けんこうさん勝利へと力を合わせたい。命やくらしがかかった、私自身の選挙と思って取り組みます。
【今日の句】社会保障 どこに充実 あることか