観光の町・人情の町

 今日は小樽市で観光協会など聞き取りや懇談、「集い」や街頭宣伝などへ。各地で菊地葉子道議や小貫元・高野さくら両市議もいっしょにまわってくださいました。

 観光地でもある小樽市ですが、コロナ禍での打撃は甚大。小樽観光協会・鈴木健介専務理事は「店を開かないと家族や従業員は守れないし、それでも要請を守ったり感染対策を講じているのです」と、関連業者の切実な実態や思いを強調されました。痛いほど伝わってきます。

 クーポンやPR動画などの努力もし、激励の声も寄せられるといいます。消費喚起策だけでは短期間で終わるため、魅力発信・経営努力や観光協会自身の取り組みで、くりかえし小樽に来てもらえるようにすることが大事と鈴木さん。私からも「地域に見合った対策ができるよう、国による財政支援が必要ですね」と応じました。

 「雇用調整助成金の特例措置は本当に助かりました」と語られたのはグランドパーク小樽・総支配人の千代間淳さん。会議室・宴会場やブライダルなど手がける同ホテルも、あらゆる苦難に見舞われました。4月に就任したばかりの千代間さんですが、小樽はじめ北海道は観光のポテンシャルが高いとの思いは強い。

 「どのホテルも昨年からの赤字がたまっていて、利益を出して返済していくには時間がかかります。継続的な支援が必要です」との話も納得です。レストランの再開を土日に限り来月からとしているのは、安全面についてスタッフと話し合ったためとのこと。営業と安全を両立させるご苦労の一端を聞くとともに、補償の拡充や税の減免などが必要であることも、あらためてわかりました。

 「集い」では新幹線トンネル工事での残土問題、介護現場で働く実態、デジタル推進と言いながら国は情報統制を狙っているのではなど、いろんな課題が出されました。小樽駅前での街頭宣伝でもこれらの聞いた声を紹介しながら、市民と野党の力で政権交代をと訴えました。いつも熱い声援で応えてくださる小樽の党員や後援会員のみなさんからは、今日もたくさんの激励をいただき、本当にありがたいです。

 宣伝後に菊地葉子道議と歩いていると、こちらを見つめている女性の姿。菊地さんにお世話になったという方だそうで、しばし2人で語り合っていました。結びつきも強い人情の町・小樽の一端を垣間見たような。その姿勢に学ばされました。

 【今日の句】威圧する 議員は根っこ 違ってる

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畠山和也
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