今朝は岩渕友参議院議員・党函館市議団や本間かつみ党地区副委員長と、函館朝市の訪問から。驚くほどシャッターが閉まり、閉店・空きスペースが増えているのに胸を痛めました。当面は持続化給付金・家賃支援金が絶対に必要だし、さらに突っ込んだ観光業施策を急がなければと痛感しました。
「毎月毎月、閉店が続いている。しばらく観光客が来なければ、私も2~3年続けられるかどうか」「飲食店はテイクアウトなどできても、観光関連は人が動かないと厳しい」との声のほか、「大変不本意ですが閉店することになりました‥‥表舞台からは暫くは消えますが また復活させたい思いです」との張り紙もあり、食堂に育った私としては胸が締め付けられるような思いでした。
コロナ禍で業者からの要望を聞くたび、無力感に襲われることも少なくありません。明日の日銭が必要なのに、それが手に入らない。野党だからなのか、与党となっても、すぐ明日に実現できるのだろうか‥‥と思いが巡るのです。しかし、下を向いている場合ではない。私の決意も伝えながら「いっしょにがんばります」と話しながらまわりました。
秋の嵐に襲われた北海道でしたが、何とか札幌行の飛行機は飛び、志位委員長を招いた街頭演説へ。悪天候にもかかわらず多くの方が駆けつけてくださり、本当にありがたい。市民の風・北海道の山口たか共同代表からの「はたやまさんには、国会でがんばってもらわないといけない」との言葉も、本当にありがたく思いました。
小選挙区5区の橋本みか候補、伊藤りち子比例候補も迫力十分。私も函館朝市の声を紹介して、何としても議席を勝ち取る決意を訴えました。志位委員長から「4年間、北海道をくまなく歩いて政治家としてパワーアップした」との激励や、政権交代への熱い思いも隣で聞いていて、いっそう身が引き締まりました。
JRが運休になったためバスに飛び乗り、洞爺湖町で選挙カーと再合流し、伊達市・室蘭市とまわりました。マイクを握る前に、洞爺湖観光協会などで聞いた話も思い返しました。有珠山噴火から温泉街が復興する、そのシンボルとなったのが毎夜の湖上花火。それがコロナ禍で中断となっても「必ず、また花火を上げる」との熱い思いに応えなければと思ったのです。
大々的な観光旅行への不安は根強いものの、隣接地域同士での観光や、学校・町内会行事など、できることへの支援が強められれば。地域ごとの特色を生かす点からも、地方自治体への臨時交付金が喜ばれたような同様の仕組みも必要だと思います。大量の外国人観光客依存から、持続可能な観光業への議論も進めたい。高齢者・障害者も安心して観光ができる「やさしい観光」づくりも、私の持論です。
観光基本法は第1条の冒頭に、観光は国際平和と国民生活の安定のうえに成り立つものとされています。侵略戦争の反省から、観光は平和産業と位置づけられたのです。単なる消費としての観光業でなく、自然や文化、歴史や人情に触れて人として一回り豊かになれる、そんな観光業をめざして、どんどん提案していきたい。
【今日の句】人情と ふれあい消さぬ 政治へと