解散など

 石破 茂 です。
 本日衆議院が解散となり、10月19日公示、31日投開票の第49回総選挙が執行されます。
 4年間にわたりました11期目の任期中も、皆様に本当にお世話様になりましたことを、心より厚く御礼申し上げます。
 
 今回の総選挙において私は、下記のような訴えを、自分の選挙区である鳥取1区や全国各地で、支持を求めてまいります。
 「正直で誠実な、嘘のない自民党を作る」
 「最も深刻な国家的課題である我が国の人口急減に正面から取り組み、これに歯止めをかける」
 「医療法の改正などにより、医療体制を公的インフラとして抜本的に改革し、世界的な人口急増・温暖化などによる未知のウイルス出現を含む『感染症の世紀』に対応する」
 「格差と分断を生んだ新自由主義的資本主義経済を転換し、中間層の所得拡大、教育や医療の格差解消を図り、東京一極集中を打破し、地域分散・内需主導型経済へと移行する」
 「法制の整備と装備の拡充により防衛力・抑止力を向上させるとともに、日米安全保障体制の双務性をより向上させる」
 街頭演説や個人演説会で一つ一つのテーマについて丁寧に説明しているほどの時間的な余裕はなく、どうしてもスローガンの連呼的な概略の話になってしまいますが、主権者の皆様に「何のために一票を投じるのか」という強い意識を持って頂くべく、精一杯訴えたいと思います。

 昨日の鳥取の地元紙である日本海新聞に載ったネット世論調査では(回答者2714人、10月9日・10日実施)、内閣支持率は38%、不支持率は54.2%、支持理由は「野党よりはよさそうだから」が、不支持理由は「政治が変わりそうにないから」がトップという、大手メディアの調査とは異なるかなり厳しい結果でした。
 国会の代表質問を聞いていても、野党には本当に政権を担う能力と意志があるのか甚だ疑わしく、「野党よりはよさそう」というのは何ら積極的な支持理由にはなりません。総裁選挙において多くの自民党員・党友の意思とは異なる結果となったことが「政治は変わりそうもない」という失望感に繋がったのかもしれませんが、有権者が「政治は変わりそうにない。投票に行っても仕方がないので棄権しよう」との意識になってしまえば本当に政治は変わりませんし、それが「今のままが一番良い」と思う人々の一番望んでいることなのではないでしょうか。
 本当に政治を変えられるのは主権者である国民だけなのであり、国民が動けば必ず政治は変えられます。より良い政治を作るために、自民党を国民が共感できる政党とするために、皆様のお力を切にお願いいたします。

 総裁選や総選挙準備などで慌ただしくしており、まともに本を読めておりませんが、「世界100年カレンダー」(河合雅司著・朝日新書)、「ひとりも、死なせへん」(長尾和宏著・ブックマン社)の二冊からは貴重な示唆を受けました。以前にご紹介した「岐路に立つ日本医療」(大村昭人著・日刊工業新聞社)も再読しているのですが、とても内容の濃い良い好著です。本書ならびに「100年カレンダー」で取り上げられている中国の人口減少と医療問題は、今後の日中関係を考える上においてとても重要だと思っております。

 本日はこの後、吉祥寺駅北口(午後5時)と武蔵小金井駅南口(午後6時半)で長島昭久前議員の応援演説をした後、地元に帰ります。
 15日、16日、17日は私の選挙区・鳥取一区と、盟友・赤澤前議員の鳥取二区で街宣活動。
 18日は誠実無比な人柄の田所嘉徳前法務副大臣の応援で茨城県筑西市に参り、19日公示日の第一声は地元鳥取市と八頭町で行います。その後秋田市へ飛び、今回復興副大臣に就任した富樫博之前議員の応援に参ります。
 投票日まではいまのところ、倉吉市、米子市、北九州市、千葉市、徳島市、秋田市、岸和田市、町田市、瀬戸内市、堺市、みよし市、豊田市と回る予定にしておりますが、詳細が確定しましたら随時お知らせいたします。
 
 皆様、どうかご健勝にてお過ごしくださいませ。

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石破茂
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