オーストラリア訪問から戻りました。いくつかのパートに分けて、私が訪問中感じたことをお伝えしたいと思います。 今年政権交代があったオーストラリアで気候変動・エネルギー大臣に就任したのがボーエン大臣。前政権では気候変動大臣という役職がありませんでした。財務大臣という要職を経験したことのあるボーエン大臣が気候変動担当大臣をやりたかった理由は何かと質問したら、次世代にとって最重要だからやりたかったという明確な答えでした。私は菅政権で、日本では初めての環境大臣・気候変動担当でしたが、当時のオーストラリアの気候変動政策はより慎重でした。それが、新政権になり、温室効果ガスの削減目標を一気に引き上げ、法制化に動き、新たな大臣職を創設し、二大政党以外でも気候変動政策を看板政策に掲げて既存政党の政治家を負かす新たな政治家が出てきて(今回別の日に面会したゾーイ・ダニエル議員もその一人)、オーストラリア政治が大きく動いていることを続きをみる『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』