COP25 CHILE MADRID 2019 2日目

こんばんは。小泉進次郎です。 12月11日、今日はCOP25で政府代表スピーチを行いました。これは各国が次々に登壇してスピーチを続けるスタイルになっています。しかも、順番は配布されたものとは違い、その時になってみないとわからないというものでした。国際会議などではこういうことも慣れないと、ですね。 スピーチは3分間と決して長い時間ではないため、この3分間に言いたい事、言わなくてはいけない事を整理するのに、多くのスタッフと共に何度も草稿を重ねました。また政府代表のスピーチのため、環境省だけでなく、外務省や経産省ともギリギリまでやりとりを行なったものです。 実際のスピーチは英語で行なったため、日本語とは少しニュアンスも違いますが、このくだりに込めたメッセージの通り、環境、気候変動において確実に新しい動きはスタートしている事を確信しています。そして、石炭火力に対する批判にかき消されている日本の先進的な取り組みが的確に国際社会に伝わっていくスタートにする決意です。
 グテーレス国連事務総長は先週「石炭中毒」をやめるよう呼びかけた。これは、日本に向けたメッセージと私は受け止めている。COP25までに、石炭政策については、新たな展開を生むには至らなかった。しかし、これだけは言いたい。私自身を含め、今以上の行動が必要と考える者が日本で増え続けているということを。 英語のスピーチはこちら。 ナショナルステートメント(仮訳)謝辞COP25の開催に尽力されたチリ及び会合ホストのスペインに感謝申し上げる。今日、皆さんとこの場を共有できることを嬉しく思う。 まずCOPでの交渉とパリ協定について一言申し上げる。 パリ協定6条とJCM世界の削減を加速するツールが、パリ協定6条の市場メカニズム。日本は6条の先駆的な取組として二国間クレジット制度(JCM)を推進。JCMの下で、現在160件超のプロジェクト実績がある。一例として、石炭から太陽光への転換をモンゴルで支援し、CO2削減と住民の健康改善を含むSDGsに貢献。 このCOPの成否は、昨年の宿題である、6条の実施ルールにかかっている。ダブルカウントを防止し、環境十全性を確保するルールをつくり、このCOP25でパリ協定をキックオフさせよう。 メッセージこの上で、私が皆さんにお伝えしたいことを申し上げる。 私は世界でも最年少の大臣の一人でありミレニアル世代の最年長。若者の、サステナブルへの思いに、私は共感している。そして、年長世代の気候変動への態度に怒りを感じている若者がいることもわかっている。 私は来年、子供が生まれる予定。2050年以降の未来は、私自身が生きる未来であり、来年に生まれる私の子供はもちろん、すべての子供の未来そのものである。未来への責任を果たす。 この9月、NY気候行動サミットで、私は日本の学生から届けられた提言を受けて、クリーン・エア・イニシアティブへの加盟を決断した。次世代の声は政治に届く、ということを感じて欲しか続きをみる

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