□■混沌からの先
私が「混沌を愛せよ!」と語ったのは2022年初のことだった。人類は、飽くなき「生存への希求」により、想定できないことへの「不安と恐れ」を極限まで減らそうとして、技術を極め、将来を予測し、安定した秩序ある社会の実現を夢見続けてきた。
しかし、常に私たちは、人や自然によって社会に起こる「想定外」の事態に振り回され、さまよい続けてきた。
そして、実は「混沌」こそ、社会の実相であり、恐れずに立ち向かい、その中にある真実を見つけ出す覚悟と決意を、リーダーたるものは、持たなければならないのではないか?
リーダーたちはこの混沌を恐れずに、向き合い、真なる社会の実相を知る良い機会と捉えて、むしろ「愛すべき!」、と語った。
当時は、大いに批判もいただいたが、あらためて、2年前の思いはより一層強くなった。
この先に、本当に私たちは、新しい秩序を創り上げることができるのか?
新秩序=New World Orderで世界は、再び大きな秩序の下に発展統合されることが起きうるのか?
むしろ、いくつもの価値観による国家や地域によって、相互に干渉しながらも、独自の発展を遂げようとしていくのか?
2025年、混沌の先に、この時代の新たな「新世界秩序」=New World Orderが見えてくるのか、が問われる年だと思う。
政治、テクノロジーと文化、マスとパーソナルのコミュニケーション、すべてが絡み合いながら、あらたな時代の行く先を示していく年だ。
真のリーダーの資質が問われる年だ。
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