第1007号　代表選について

　19日、立憲民主党の代表選挙が告示されました。
　党所属の国会議員に加え、地方議員や党員・サポーターズが投票する方式で、30日に投開票が行われます。

◆中道路線の必要性
　代表選に関し、全国の多くの皆さまから出馬の依頼と激励のご意見を頂きました。

　今回、総選挙で立憲民主党が惜敗し、枝野代表が辞任されるに及んで、ここで何とか党勢を立て直し、国民の信を集める党へと変わらなければ、再び少数野党が乱立して、政権交代は遥かに遠のいてしまうという思いがありました。私自身、選挙前から皆さまに、政権を担い得る、より大きな政治勢力を結集し、その先頭に立つ覚悟があることは再三お伝えしてきたところであります。

　そして、当選直後から、党の再生のためには、党内改革とともに、医療や年金、安全保障をしっかりと議論することで国民の命とくらしを全力で守り、大胆な財政支出と減税で再分配と経済成長を目指す現実的な中道路線への転換こそが必要と考え、志を同じくする仲間や支援者の皆さまと出馬について議論を重ねてきました。

◆代表選不出馬の決断
　しかし、代表選の動向は、早々に泉健太候補や小川淳也候補が出馬に意欲を示され、路線の違う他の複数の候補の出馬も取り沙汰される状況となりました。

　候補者の主張はリベラル、中道、是々非々の対応など様々ですが、このまま同じ方向性を持った候補が乱立して互いに票を分け合ってしまうことになれば、私が望む党の方針転換は果たされないという危機感を持ちました。ここは、何としても中道へと党を振り向けていかねばならない！との強い思いから、自らが立つことよりも、候補の一本化を全力で図るべきと判断し取り組んで参りました。

　告示日、それも届出直前まで一本化を目指しましたが、かないませんでした。かくなる上は、と結党大会代表選で支持した泉健太候補の支援に回りました。今は、泉健太候補を代表として支えることで、党勢立て直しに全力を尽くすことが最善であると考えます。

　今回は推薦人、そして選対顧問として頑張ります。

◆自らの考えは不変
　もちろん、選挙中にも訴えた、「先頭に立って、新たな政治勢力の結集をはかり、皆さんに政権交代可能な選択肢を示す！」との考えに変わりはありません。

　今回の不出馬はあくまで、危機的な党の現状の中で、来たるべき来夏の参院選や再来年の統一地方選に備え、確実に中道改革路線に舵を切るための最善の策であると判断したまでです。

　今後、状況が変われば、代表選に出る準備はできています。

　また、泉候補を支援することによって、今まで私が訴えてきた政策を変えるということもありません。今までの立憲民主党ではなかなか受け入れられなかった大胆な財政支出や、消費税減税とセットになった抜本的な税制改革の実現を、本当に困っている方へ手を差し伸べる政策など、泉新代表の下で実現させるべく、代表選の支援に全力を尽くして参ります。引き続き党改革に取り組みます！

 

スタッフ日記「選挙の神様」

　私は初めて衆院選に参加させて頂きました。朝の駅頭演説からまちかどトークLIVEの設営まであらゆる選挙活動の中で、特に印象にあるのは街宣車の運転です。しかし、そこで、重大なミスを犯してしまいます。　

　細い路地を走行している時、前方からバスがきたので、それを避けようと、車をバックさせました。すると、ガタンッ！という衝撃がありました。「左ィー！落ちたー！」誰かの叫び声が聞こえてきます。どうやらタイヤが溝に落ちたらしい。ハンドルをいっぱいに切って、アクセルを踏めば、出れるかもしれない。そう考えアクセルを踏みましたが、車は全く動きません。タイヤが焦げるような匂いと、みんなの落胆した顔を見て、これは大変なことになったと頭が真っ白になりました。

　秋晴れの空の下、車からおりて、動かなくなった街宣車を見つめながら、無力感と一気に背筋が寒くなるのを感じました。このまま4時間ほど街宣車は止まってしまうのか？それを考えると、頭がクラクラしてきます。

　その時、地元のお父さんが現れて、アドバイスをくれました。その通りにみんなで車を持ち上げて、アクセルを踏むと、脱出できました！オオォー！ヤッター！歓声があがる。良かった、助かった！あの時に助けてくれたお父さま、この場をお借りして、お礼を言わせてください。ありがとうございました。

　もし「選挙の神様」がいるとしたら、あのお父さまが神様だったのではないかと、思います。タイヤは落ちましたが、まぶちすみお候補は落ちることなく、大勝利をおさめることが出来たのでした。（新人スタッフN）

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