2月27日に、安倍首相は全国民に向かって、小中高校の一斉休校を要請した。 2日後の、29日、この措置を正当化するために記者会見を行い、「何よりも子供たちの健康・安全を第一に」と述べている。 この言葉を聞けば、世の親たちは、当然だと思うだろう。これこそ、国民を扇動するプロパガンダである。 一方、フランスのオリヴィエ・ヴェラン厚生大臣は、一斉休校した理由を次のように述べている。 * * * 子どもを学校に通わせても危険ではない。世界中の症例を見ても、子どもは感染しても重症化することはない。感染しても、普通の風邪やインフルエンザのような症状が出るだけだ。その意味で、子どもたちは、要注意の「弱者」ではない。 だから、学校に通い続けても問題はない。 ところが、学校の休校を決めると、それは子どもを守るためなのかという質問が来る。答えは否である。 学校では、子どもたちは一緒に遊んだり、組み続きをみる『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』