【予算委員会⑦】動物愛護について/朝練(駅頭活動)@我孫子駅北口

我孫子市選出・千葉県議会議員の水野ゆうきです。

 

千葉県議会予算委員会にて『動物愛護』について取り上げ、こちらでのご報告が遅れてしまっておりましたので、本日お伝えしていきます。現在、駅頭などでお渡ししている議会報告「ゆう can change! vol.46」にも記載しています。

 

1月には千葉県動物愛護センターに視察に行き、千葉県の現状についてお伺いしてきました。

 

 

 

 

 

会派の代表質問では千葉県における殺処分を限りなく少なくするための対策などを質疑しましたが、予算委員会では飼い主の終生飼育や多頭飼育崩壊対策、劣悪な環境等で事業を営む事業者への指導などについて質疑を行いました。

 

新型コロナウイルス感染症の影響により、ペットを飼う人が増えているという報道が相次いでいます。コロナ禍で自宅時間が増えたことで安易にペットを飼ってはみたものの、しつけがうまくうかずに手放すケースもあり、飼育放棄等の問題もクローズアップされています。

まず本県の実態について質疑で明らかになったことをお伝えします。

 

〇千葉県の犬の新規登録頭数の現状と推移

犬の新規登録頭数は、令和元年度末が14,497頭、令和2年度末が15,444頭。

1年間で約1,000増加。

※犬は狂犬病予防法に基づき試算することができますが、猫は頭数を確認できる届け出等が存在しないため、確認できません。

 

県民に対し、終生飼育等の周知徹底や広報啓発が重要であることは言うまでもありません。

千葉県では国及び県が作成するチラシやリーフレットを保健所や市町村窓口等にて配付している他、動物愛護セミナーやフェスティバル、愛護教室等の開催を実施しています。しかし、コロナ禍で開催できない状況もあります。

また、千葉県ユーチューブにて「しつけ方教室基礎講座」の配信を行うなど、SNSを活用して広報啓発を行っています。

 

そこで、私は生まれた時から動物と一緒に生活をしてきて、ボランティア団体、保護犬・猫カフェや保健所等に足を運び、実感したことはやはり飼ったあとの対策のみならず「飼う前に終生飼育できる環境が家庭で整備されているのか、経済的にペットを飼育できる環境であるかどうか」という広報啓発も要望しました。

 

〇動物取扱業者への指導

【現状】ペットショップなどの第一種動物取扱業者の事業所数は、平成27年度末が1,562件、令和2年度末が1,834件であり、5年間で約300件増加しています。

動物愛護管理法では、第一種動物取扱業を営む者に対し動物の管理の方法や飼養施設の規模や構造などの基準を守ることが義務づけられており、必要に応じて都道府県等の動物愛護担当者が立入検査を行うこととなっており、令和2年度における指導件数は85件とのことでした。指導に従わない事業者に対しては、法令に基づき、勧告や命令を行うことになります。

 

動物取扱業者による動物の適正な取扱いを確保するためには実態把握や改善指導を効果的に実施していく必要があります。特に、遵守基準を満たしていない不適切な事業者に対しては、業務の停止、登録の取消し、刑事告発といった手段を効果的に用いることで、動物の健康や地域の生活環境が守られることになりますので、迅速な適切な対応を要望しました。

 

〇千葉県の多頭飼育の現状と推移

多頭飼育の届出件数は、平成27年度末が101件、令和2年度末で255件であり、5年間で約150件増加しています。

※千葉県には「千葉県動物の愛護及び管理に関する条例」が施行されており、犬と猫をあわせて10頭以上飼育している場合は千葉県に届け出をすることになっています。

 

この5年間で150件増加とのことですが、実際に多頭飼育をしている飼い主に対して、県側の探知や周辺住民からの苦情や通報等で実際に調査を行うことがあります。

県の答弁では、令和2年度の多頭飼育の飼い主に対する現地周辺環境の調査件数は55件、施設内立入調査件数は89件とのことでした。

 

多頭飼育崩壊となってしまうことにより、動物愛護センターに送られる犬や猫が存在することになります。

千葉県では多頭飼育崩壊対策として飼い主に対して、飼育動物の譲渡や引取りによる飼育頭数の減少、不妊 去勢による増加防止指導を行うとともに、飼育状態が悪化し、虐待を疑うような事例には、警察等とも連携して対応を行っています。

しかし、一方、飼い主が所有権を放棄しない限り行政が犬猫を保護することができないため、根本的な解決が難しいことが課題となっています。

 

飼い主一人一人が命を預かるという意識を持つことが何よりも大切です。

 

さて、仕事が押しており、現在夜中の1時過ぎ。

大量にメール等でご相談等が届いており、電話でのお一人お一人対応させていただいておりまして、なかなかブログの時間を持てず、こんな時間になってしまいました。

 

本日は、我孫子駅北口にて我孫子ゆうき部(水野ゆうき後援会)メンバーとともに朝練(駅頭活動)を行いました。

 

 

友人も多い我孫子駅なので、たくさんのエールに励まされました。ありがとうございます。また、同時に宿題もいただきました。

国や我孫子市の案件であったため、週明けに対応させていただきたいと思います。

 

更に、今日は声がガラガラでハスキーボイスで大変聞きづらかったと思います。大変申し訳ありませんでした。

改めて、病院にて喉を診ていただきましたが、熱もなく、他の症状もなく、喉も腫れていないとのことで、声の使い過ぎでした。

 

お電話いただいた皆様から「本人ですか?」「間違えました」という一声でした(笑)。土日はあまり喉を使わずにまた来週からの政務に備えます。

 

本日も駅ご利用の皆様のご理解とご協力に心より感謝いたします。